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20世紀の野球ゲームではパリーグの扱いが雑だった

新庄剛志氏が北海道日本ハムファイターズの監督に就任して、
登録名を「BIGBOSS」にしたり、
千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が完全試合を達成したりと、
それぞれのチームの現在の順位は別にして、
パリーグが盛り上がっていることは確かな昨今ですが、
昭和の頃のパリーグはあまり人気がなく、
圧倒的にセリーグが注目されていました。

ベースボール』(1983 FC)では、
まだまだプロ野球の権利を取るという概念がないときに、
プレイヤーが選ぶチームを
当時のセリーグのチーム名の頭文字にしていました。

プロ野球の権利を取っていないのに、
タイトルに「プロ野球」とつけてしまった
プロ野球ファミリースタジアム』(1986 FC)では、
パリーグに相当するチームはLチーム以外、
単独チームとして扱ってもらえず、
混成チームになっていました。

そして、
平成元年になると、
ニュースシミュレーション エモやんの10倍プロ野球 セリーグ編』(1989 FC)
が発売されるも、
令和になってもいまだに「パリーグ編」は発売されていません。

ちなみに
ニュースシミュレーション エモやんの10倍プロ野球 セリーグ編
もプロ野球の権利を取っていなかったりしますけど。

さすがに「プロ野球」の権利を取るようになってからは、
プロ野球関連のゲームでは
「セリーグ」と「パリーグ」が平等に扱われるのが基本となり、
平成11年には
リアルプロ野球 セントラルリーグ編』(1999 GBC)と
リアルプロ野球 パシフィックリーグ編』(1999 GBC)
が同時発売になっています。

しかし、
リアルプロ野球 セントラルリーグ編』と
リアルプロ野球 パシフィックリーグ編
のパッケージにある各チームを代表していると思われる人物の顔を見ると、
福岡ダイエーホークスが選手ではなく王貞治監督になっているところに、
パリーグに対する扱いの雑さを感じてしまいます。


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