見出し画像

点字の説明書は難易度が高かった

11月1日は日本点字制定記念日。

1890年11月1日に
石川倉次の案が日本の点字として制定されたことから、
11月1日が日本点字制定記念日になっています。

点字とは、
突起した点の組み合わせで表現する表音文字で、
視覚障害のある人が指先の触覚で
読み取ることができるようになっています。

テレビゲームでは、
操作に使用するコントローラの形状が変化することは稀なため、
点字を触って認識するような遊び方ができる
家庭用ゲームはないのですが、
リアルサウンド 風のリグレット』(1997 SS)
には点字の書かれた紙が1枚入っていました。

リアルサウンド 風のリグレット
は一切ビジュアルのないゲームなので、
視覚障害の方でも楽しめるゲームということで、
点字の紙が入っていたのです。

ドリームキャストに移植された
リアルサウンド 風のリグレット』(1999 DC)
はイメージビジュアルを表示する
「ビジュアルモード」が採用されたため、
必ずしもビジュアルなしで
ゲームをプレイする必要はありません。

しかし、
やはり視覚障害の方を意識して、
点字の紙が入っていました。

この点字の紙を比較してみると、
セガサターン版『リアルサウンド 風のリグレット』も
ドリームキャスト版『リアルサウンド 風のリグレット
も同じ内容。

そこで翻訳してみると、
|わたしたちわーぷでわ
|てんじのせつめいしょをよーいして
|います。ごきぼーのかたわ
|へんしんよーふーとーに
|130_えんきってをはり、
|かきえせいきゅーしてください。
|(107)とーきょーと
|みなとくきたあおやま2_12
|_28せいざんびる4かい
|かぶしきがいしゃわーぷ
ということなので
この紙がゲームの説明書ではなく、
この紙さえあれば視覚障害の方が
容易にプレイできるわけではないことを残念に思いつつも、
もしかして「てんじのせつめいしょ」って
今から収集するには難易度の高い
コレクターズアイテムなのではないかと思ってしまう
不埒なゲームコレクターが一人増えたのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?