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同時展開こそが光栄に思うべき最大の決断
1992年9月24日に
スーパーファミコン版『提督の決断』(1992 SFC)と
メガドライブ版『提督の決断』(1992 MD)が発売されたため、
家庭用ゲーム機において
『提督の決断』が30周年になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025049897-SijxrdS9du.jpg?width=1200)
なぜ「家庭用ゲーム機において」と断り書きを入れているかと言えば、
PC-9801版『提督の決断』が1989年9月21日に発売され、
その後他のパソコン向けに一通り発売されたうえで、
満を持して家庭用ゲーム機向けに発売されたのが
1992年9月24日のスーパーファミコン版『提督の決断』と
メガドライブ版『提督の決断』だったからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025061131-v0OKQz9i7A.jpg?width=1200)
光栄のシミュレーションゲームと言えば、
かつてはパソコン向けが先行して発売されるのが当たり前で、
ファミコン時代には、
パソコン向けとは時期的にもスペック的にもかなり差がある形で、
『信長の野望 全・国・版』(1988 FC)、
『三國志』(1988 FC)、
『蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン』(1989 FC)
の歴史三部作が発売されていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025072900-ttMIfaRGYq.jpg?width=1200)
「信長の野望 武将風雲録」においてはちょっと変則的で、
1991年12月20日に
メガドライブ版『信長の野望 武将風雲録』(1991 MD)が発売されると、
次の日の12月21日に
ファミリーコンピュータ版『信長の野望 武将風雲録』(1991 FC)と
スーパーファミコン版『スーパー信長の野望 武将風雲録』(1991 SFC)
が発売されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025081081-8pi7R7yxO0.jpg?width=1200)
ここではファミコン版はちょっと置いておくとして、
メガドライブ版とスーパーファミコン版では
発売日もタイトルもズラして展開されているところが
注目すべきポイント。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025089236-JRn90MSDLe.jpg?width=1200)
そして、
冒頭の「提督の決断」が
スーパーファミコン版とメガドライブ版が同時発売されると、
その後は1992年11月8日に
『三國志Ⅲ』(1992 SFC)と『三國志Ⅲ』(1992 MD)
が同時発売。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025101781-Tb3Ns6KvxM.jpg?width=1200)
1993年1月16日には
『ヨーロッパ戦線』(1993 SFC)と
『ヨーロッパ戦線』(1993 MD)が発売され、
同一タイトルがライバルハードで同時展開されるのが
当たり前になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025112621-Egvf5aSefF.jpg?width=1200)
現在のコーエーテクモゲームスのタイトルが
複数ハードで同時展開されるのが当たり前になっているのですが、
その始まりこそが
スーパーファミコン版『提督の決断』と
メガドライブ版『提督の決断』の同時展開なので、
この決断こそがシブサワ・コウ史上最大の決断
と言えるのではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1664025516539-BiuDgKbdLU.jpg?width=1200)
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