拳闘王のあの人はワールドチャンピオンではなかった
5月19日はボクシング記念日。
1952年(昭和27年)5月19日に世界フライ級タイトルマッチで
白井義男氏がチャンピオンのダド・マリノ選手に勝って、
ボクシングで初めて日本人がチャンピオンになったことから、
2010年に日本プロボクシング協会がボクシング記念日を制定しました。
スーパーファミコン時代には、
『リディック・ボウボクシング』(1993 SFC)や
『フォアマンフォーリアル』(1995 SFC)のように、
実際に世界チャンピオンになった選手を題材にした
ゲームが発売されています。
そして、
『鬼塚勝也スーパーヴァーチャルボクシング 真拳闘王伝説』(1993 SFC)
では、
日本人の世界チャンピオンが監修をしていました。
しかし、
ボクシングゲームで、
パッケージにしっかりとその名を刻んでいるプロボクサーなので、
全員が世界チャンピオンレベルかと思えば、
実はそうでもなかったような実例がありました。
スーパーファミコン初のボクシングゲームといえば
『拳闘王ワールドチャンピオン』(1992 SFC)。
『拳闘王ワールドチャンピオン』
のパッケージにはプロボクサーの松島二郎選手が起用されていました。
ところが、
ゲームのタイトルは「拳闘王」で「ワールドチャンピオン」なのに、
残念ながら松島二郎選手が
世界チャンピオンになることはありませんでした。
記憶違いをしている人がいるかもしれませんが、
実際に世界チャンピオンになったのは、
「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の「ボクシング予備校」で
松島二郎選手のライバル的な存在だった飯田覚士選手の方でした。
しかし、
松島二郎選手は単なるイメージキャラクターで、
ゲームに登場するキャラクターではありません。
単に応援してくれているだけの存在なのです。
代わりと言っては何ですか、
ゲームには何となく
実在した世界チャンピオンっぽい日本人が登場しているので、
こちらを「拳闘王」で「ワールドチャンピオン」
だと思っていただければと。
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