見出し画像

天使は色を好まずプレイヤーは色をなす

1990年12月31日に
ドルアーガの塔』(1990 GB)が発売されたため、
ゲームボーイ版『ドルアーガの塔』が32周年になりました。

この『ドルアーガの塔』はゲームボーイ版ゆえに、
他機種では色で判断していたモンスターやアイテムに関しては、
識別判断がかなり厳しいタイトルでした。

「ドルアーガの塔」の内容を十分に把握している人であれば、
モンスターもアイテムもフロア単位で何が出てくるか
把握しているのではないかと思われるのですが、
初見ではカラーのなさゆえの難易度を体験することになりました。

カラーがないゆえに
取扱説明書で「レッド」や「ブルー」と言われても、
正直見分けが付きません。

ドルアーガの塔』というゲームの難しさゆえに、
取扱説明書には「宝箱の中身と出し方の一部」が
「スペシャル・アドバイス」として掲載されているのですが、
むしろもっとヒントのあるフロアがあるだろう、
と色をなしたプレイヤーも多かったことでしょう。

カラーのないゲーム画面のゲームボーイに
ドルアーガの塔』を持ち込んだのは
バンダイのグループ会社のエンジェルでした。

後にナムコが発売した『ナムコギャラリーVol.2』(1996 GB)にも
ドルアーガの塔』が収録されていたため、
この頃からバンダイとナムコの連携があったことは感動に値します。

ナムコもさすがに
ゲームボーイで『ドルアーガの塔』を遊ばせることには
問題があると気づいたようですが、
スーパーゲームボーイでカラー化したとしても
ゲームボーイでプレイする分には何のフォローにもなりません。

それでも、
全フロアの「宝箱のヒントとアイテムの効果」が
取扱説明書に記載されているので、
これまでクリアできなくて困っていた人はぜひ
ナムコギャラリーVol.2』の取扱説明書を使って
バラ色の『ドルアーガの塔』人生をご体験ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?