幼稚園はカレイなる人々のクラブだった
11月16日は幼稚園記念日。
1876年11月16日に
日本初の官立幼稚園である
東京女子師範学校付属幼稚園が開園したため、
11月16日が幼稚園記念日になっています。
幼稚園とは、
3歳から小学校入学前までの子供を教育する機関のことで、
通っている人々は学生でも生徒でもなく、
3歳から6歳までの園児のはずです。
しかし、
『麻雀幼稚園 たまご組』(1998 PS)には園児の姿が見られません。
『麻雀幼稚園 たまご組』は、
「全国1000万人の麻雀ファンと
2000万人のたまごたち(できないけどやりたい!人)に贈る、
麻雀ゲーム初の「これは、重宝!なソフト」。
「たまひよモード」では、
「たまごクラス」「カラ付きひよこクラス」
「ひよこクラス」「にわとりクラス」というように、
まるで幼稚園のようなクラスが用意されていて、
麻雀初心者の人々が0から麻雀を学べるようになっていました。
つまりはこの場合の「幼稚園」は
「できないけどやりたい」初心者向けということなので、
遊ぶ人は全然園児でなくてもよく、
むしろ加齢なる人々のクラブだったのですが、
可愛いビジュアルになっているため、
温かい気持ちでゲームを始められます。
同じコンセプトで『将棋幼稚園 あゆみ組』(1999 PS)が登場し、
初心者向けなのに麻雀には続編の
『麻雀幼稚園 たまご組2』(2000 PS)が発売されています。
こうしてみると、
「幼稚園」と名乗る以上、
「かわいい」は必須要素と見て間違いないのですが、
『幼稚園外伝 華麗なるカジノクラブ DOUBLE DRAW』(2000 PS)
のパッケージには幼稚園らしさも可愛らしさも感じられません。
それどころか、
「カジノ」を題材にしたゲームなのに、
カジノのゲームが3つなのに対して、
カジノ以外のゲームが5つも入っていて、
カジノ初心者は混乱してしまいそうなのですが、
もしかしたら自由気ままに動き回る園児たちを
華麗に扱う先生たちの気分を体験させたかったのかもしれません。
「ザ・カレー屋」も収録されてますし……。
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