見出し画像

「近未来」とは95年までは行かない未来のこと

2002年7月12日に
フロントミッション』(2002 WSC)が発売されたため、
フロントミッション』が20周年になりました。

20周年になったのは
ワンダースワンカラー版の『フロントミッション』なわけで、
さかのぼること約7年前の1995年2月に
スーパーファミコン版『フロントミッション』(1995 SFC)
が発売されています。

スーパーファミコン版『フロントミッション』によると、
「近未来。二大国家間の緊張は極限に達し、
ついに太平洋に浮かぶハフマン島で、紛争が勃発した」とあり、
どうやら『フロントミッション』の世界は、
我々が生活をするリアル世界の近未来を想定しているようです。

「近未来」とはどの程度未来の話なのかが気になるのですが、
ワンダースワンカラー版『フロントミッション』によると、
「近未来……。
世界は、オシアナ共和連合(OCU)と
ニューコンチネント合衆国(USN)の
2大勢力の対立に飲み込まれていた」とあり、
2002年になってもまだ「近未来」には辿り着けてなかったようです。

2003年に発売された
プレイステーション版『フロントミッション ザ・ファースト』(2003 PS)
によると、
「近未来……
世界は、アジア、オーストラリアを中心とした
オシアナ共同連合(O.C.U.)と
アメリカ、カナダを主体とした
ニューコンチネント合衆国(U.S.N.)
という2大経済共同体の争いに巻き込まれていた」とあり、
まだまだ「近未来」には達していなかったようです。

しかし、
ゲームの始まりにあたる「第二次ハフマン紛争」については
「2090年」ということがわかり、
「近未来」とは1995年から2090年までの
どこかの未来ということが判明しました。

2007年にはニンテンドーDS向けに
フロントミッション ザ・ファースト』(2007 NDS)が発売され、
2022年夏には
『フロントミッション・ザ・ファースト:リメイク』(2022 Switch)
の発売が予定され、
今後もファーストの歴史が上書きされていく中で、
リアルな世界がいつ「近未来」に追い付くのか、
我々はじっくりと見守っていくしかありません。

ちなみに
FRONT MISSION ALTERNATIVE』(1997 PS)
は2030年頃の話のようですが……。


いいなと思ったら応援しよう!