バルセロナはいつまでもオリンピックを匂わせる
バルセロナオリンピックが開催される前日の1992年7月24日に、
『オリンピックゴールド』(1992 MD)と
『オリンピックゴールド』(1992 GG)が発売されました。
『オリンピックゴールド』以前にも
タイトルに「オリンピック」と付くゲームが登場しているのですが、
『オリンピックゴールド』は権利関係もしっかりとクリアしている、
公式なオリンピックゲームでした。
『オリンピックゴールド』は
メガドライブ版もゲームギア版も収録内容が統一されていて、
「ハンマー投げ」「100mスプリント」「飛び込み」
「棒高跳び」「110mハードル」「200m競泳」
「アーチェリー」の7種目に挑戦できました。
一方、
オリンピック時期には便乗タイトルが発売される傾向があり、
『トラックミート めざせ!バルセロナ』(1992 GB)
では「オリンピック」と名乗らずも、
聖火を持って走る選手に露骨さを感じざるを得ません。
『トラックミート めざせ!バルセロナ』には、
「100メートル走」「ハードル」「やり投げ」「棒高跳び」
「走り幅跳び」「円盤投げ」「重量挙げ」の7競技が収録されるも、
参加選手は国籍不明な怪しい選手ばかりでした。
『コナミックスポーツインバルセロナ』(1992 GB)は、
『コナミックスポーツインソウル』(1988 FC)
に続く伝統ある便乗タイトル。
『コナミックスポーツインバルセロナ』には、
「100M競争」「幅跳び」「ハンマー投げ」「110Mハードル」
「やり投げ」「ウエイトリフティング」「アーチェリー」「三段跳び」
「水泳」「円盤投げ」「棒高跳び」の11競技が収録されるも、
参加国については不明でした。
『CAPCOMバルセロナ'92』(1992 FC)では
パッケージ的にはしっかりと
有名選手っぽいビジュアルを使用。
『CAPCOMバルセロナ'92』には、
「100m走」「400mリレー」「110mハードル」
「走り幅跳び」「三段跳び」「砲丸投げ」「槍投げ」「走り高跳び」
「跳馬」「重量挙げ」「200m走」「400m走」
「100m自由形」「100m平泳ぎ」「100m背泳」
「100mバタフライ」「200m個人メドレー」
「マラソン」と競技数が多いのですが、
参加国が12ヵ国となっていて、
「残念ながら諸事情により他国は参加しませんでした」。
とはいえ、
そもそものオリンピックは世界中の国が参加するはずが、
『オリンピックゴールド』でも8ヵ国しか参加しておらず、
公式なのに競技数も参加国も残念なことになっていたことを
併せてご報告しておきます。
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