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ドラクエ最古の「冒険の書」は消えずに残り続ける

1986年5月27日に『ドラゴンクエスト』が発売されたため
5月27日はドラゴンクエストの日になっています。

「ドラゴンクエスト」シリーズと言えば「冒険の書」。

「ドラゴンクエスト」シリーズでは、
ゲームを始めるときに「冒険の書」をつくるのですが、
このシステムが始まったのは
ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』(1988 FC)
からでした。

このころの「冒険の書」は取り扱いが慎重で、
「勇者の心得」を少しでも破ってしまうと、
「冒険の書」が消えてしまう悲劇が各地で勃発しました。

ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』(1990 FC)でも、
基本的な対処方法は同じで、
存在が謎な「エニックスの仙人」に念押しをされました。

ハードが変わった
ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』(1992 SFC)では、
若干取り扱いが変わるも、
やはり「冒険の心得」は存在しました。

その取り扱いの違いこそリセットを押さないことで、
ある意味この行動こそが年齢を感じさせる事例となるのでした。

ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』(1995 SFC)では、
「勇者の心得」が「冒険者10の心得」にバージョンアップされるも、
なぜか「冒険の書」に関する記述がなくなりました。

それでも、
リセットボタンを押さないことに関する念押しはありました。

ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』(2000 PS)
以降も「冒険の書」は存在し続けているのですが、
「冒険者の心得」での扱いもだいぶ軽くなり、
「冒険の書」が消える心配はかなり軽減されたことがわかります。

というわけで、
世の中的には「冒険の書」は
ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』(1988 FC)
が起源のように思われていますが、
実はもっと前から存在しました。

「冒険の書」の起源はさかのぼること、
ドラゴンクエスト』(1986 FC)になります。

ドラゴンクエスト』では
ゲームを中断して次の日に続きをプレイするためには
「復活の呪文」が必要で、
少なくともゲームの中で「冒険の書」を作った記憶はありません。

しかし、
それでも『ドラゴンクエスト』には「冒険の書」が存在し、
当時『ドラゴンクエスト』をプレイした人であれば、
誰もが一度はしっかりと活用しているはずです。

実のところ、
ドラゴンクエスト』の取扱説明書自体が「冒険の書」だったため、
これが『ドラゴンクエスト』史上最古の「冒険の書」であり、
紙ゆえにそれなりに取り扱いに注意は必要ですが、
多くは消えずに今でも存在し続けていることでしょう。


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