アラサーで癌になった話をつらつらと01(病気は突然に!)
癌が見つかった時のお話をしようと思います。
その前に、簡単に私自身の話を少し…
年齢はアラサー、性別は女、
結婚はしていませんが現在パートナーであるT氏と暮らしています。
仕事は新卒で入った会社で現在に至るまで勤めてます。その会社というのが全国転勤有の会社で丁度、癌が見つかったのが転勤のための荷出しの日でした。
転勤は突然に…!
2020年、2月のことです。
当時住んでいた場所より北へ転勤を突然に言い渡されました。元々、かれこれ3回程転勤の経験があるため突然の辞令にも慣れたもので、「新居どの辺りに住もうかな〜、新しい家具欲しいな〜」ぐらいのテンションで引越し準備を進めていました。
2週間後。引っ越しの手続きと引継ぎ業務を終えて、いざ荷出しの日。
連日の仕事をしながらの作業のせいで疲れはピークでしたが、何とか荷出しは完了。あとは自分が転居先へ移動するのみとなったその時、左下腹部がおかしい。
生理前の腹痛かな?
もしくは、その日何も食べていなかったため空腹による腹痛かな?
と最初は思っていました。
いや、でも何か嫌な痛みがするけど何だ?
とりあえず鎮痛剤を飲む。
転居先へ移動する前に当時からパートナーであったT氏宅で一泊予定だったのでお迎えを待つ事、数時間。
T氏にサンドイッチとおにぎりを買ってきてもらい空腹を満たすも、何だかお腹がおかしい。
「病院へいくか?」と言われ、行こうとしたけど…無理だ…何だこれ…。
腹痛に悶絶していたらT氏が「え?救急呼ぶ?」ということで、救急車を呼んでもらいました。
後々、T氏にただの腹痛かもしれないのによく救急車呼ぶ判断できたね?と聞いたところ、普段から我慢強い私が動くのも出来ないと言った事でこれは異常事態かもしれないと思ってくれたみたいです。
実は人生で2度目の救急車。
救急車の担架で運ばれながら頭の中では、引越しどうなるんだろうか、明日荷受けなんだけど…その前に退去手続きまだ終わってない…。と自分の身体そっちのけで他事について頭をフル回転。しかし、お腹は痛い。
幸いにも、パートナーであるT氏は同じ会社のため救急車乗る間際にT氏へ社用携帯を渡し、「何かあったらこれで引越し業者諸々と上司へ報告してくれ………」と言い残し近くの総合病院へ運ばれました。
病気は突然に…!卵巣茎捻転だと…っ!
当時、薄らと学生時代の友人が捻転で手術した話を思い出しながら、まさか自分が…。
病院では造影CTで検査し、その間もずっと下腹部の痛みと格闘。
痛さに波がある感じではありましたが点滴で鎮痛剤を打ちながら結果待ち。
その間にT氏が両親へ連絡してくれて両親到着。(当時住んでいた場所は実家から数時間程度の場所でした)
病院の先生に呼ばれ、なにやら深刻な雰囲気…
結果、左の卵巣に7センチ程の腫瘍が確認され、その腫瘍によって卵管が捻れて腹痛が起きていると教えて頂きました。
7センチって…大きいぞ???
腫瘍???
ただ、その腫瘍は取り出してみない限り良性かどうかは判断できないとのこと。
…良性か悪性て…悪性腫瘍て…
つまり、癌???
いやいやいや、まさかまさか
(後々そのまさかだと判明)
当時運ばれた病院では腹腔鏡手術の準備がすぐに出来ないため開腹手術になるが、近くの市民病院ならすぐに腹腔鏡手術が可能だけどどうしますか?と。
そもそも、医療に詳しくなく関心もなかった(医療ドラマでさえ見ない)私は開腹手術と腹腔鏡手術の違いについて、お恥ずかしながら分かりませんでした。
お腹の痛みと闘いながら、あくまで冷静にならなくてはと必死に頭を働かせて、
先生へ何が違うのか、どちらの方が早く回復するのか、入院はどれぐらいかとお聞きし、丁寧に答えて頂きました。
その上で、近くの市民病院へ救急車で移動させてもらい腹腔鏡手術をしてもらうことを決断。
当時は2020年…私が病院へ運ばれた時期はまだコロナによるパンデミックが起こる寸前でした。
もし、運ばれるのが数ヶ月先だったら…と思うと搬送先が見つからず、すぐに腫瘍をとってもらう先も入院先も見つからず捻転で命を落としていたかもしれないと思うとゾッとします…。
さて、ここまで卵巣茎捻転が発覚するまでをお話ししましたが(まだこの時点では癌だとは発覚していない)、少々長くなりましたので病気は発覚するまでについては次でお話ししたいと思います。
次回、初めての手術&入院!
初めて色んな管に繋がれたよ!のお話し
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
しゃけ
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