名称未設定のデザイン

日本酒の瓶の色の違いは、紫外線の吸収率の違い。

日本酒にとって瓶の色がもつ意味。

タイトルにも書きましたが、
日本酒の瓶の色によって紫外線の吸収率が変わってきます。

では、どんな色があるのでしょう?
・透明
・青
・緑
・茶色
・黒
そして、この順番で下にいくほど紫外線を吸収しにくい。
要するに変化しにくくなります。

日本酒が劣化と考えられる変化をする要因の
二大要素は
◆光(特に紫外線)
◆温度
があげられます。

「劣化と考えられる変化」という
回りくどい言い方をするのは劣化と思われたものが
実は熟成が進んだりしてある一定の人たちからは
評価される場合もあるからです。

そもそも日本酒は嗜好品(しこうひん)なので
自分が好きな味わい!だと思えば
それでいいというのが私の持論ですが。

光(紫外線)によって、日本酒はどう変化するのか?

例えば透明の瓶に入った日本酒に直射日光を当てると
数時間で見た目でハッキリわかる程度に色づきます。
そして、日光臭と呼ばれる異臭・劣化臭が発生するのです。

日本酒には多くの成分が含まれているので
それらが反応することにより生まれる臭いです。

原因は光に含まれる紫外線を浴びることによるので
日光臭を避けるにはできるだけ、光(紫外線)の吸収率が
低い瓶で保管するようにしましょう。
もしくは新聞紙などでくるんで光を遮る方法もあります。
光は太陽光だけでなく、蛍光灯などの光も含まれまるので
冷蔵庫内でも徐々に変化していきます。

瓶の色以外に、日本酒の保管で気を付けること。

日本酒の多くは瓶に入っています。
紙パックやアルミ缶で売られているものもありますが
今、酒屋やコンビニ・スーパーで見る日本酒のほとんどは
瓶に詰められたものではないでしょうか?

最初に書いた劣化の要因の2つ目。
◆温度
日本酒の最適な保管温度の目安は5℃~10℃。
自宅で保管する場合は冷蔵庫に入れるといいですね。
でも、一升瓶だと普通の家庭の冷蔵庫では
なかなか入らないんですよね。。。

特に要冷蔵と表示されている生酒などは
冷蔵保管する方が変化は少ないです。
火入れといわれる作業をした日本酒
(おおざっぱに言うと生酒ではないもの)は
瓶を新聞紙などで包んで冷暗所に保管するのも
一つの方法ですね。

そして、もう一つ。
空気に触れる面積は小さい(狭い)方が
日本酒は変化しにくいです。
ですから、横に寝かせるよりも立てて保管する方が
一升瓶のままよりも量が減ったら四合瓶に移す方が
空気に触れる面は少なくなります。

以上、ちょっとした瓶の色にまつわる
日本酒保管の方法でした。
ご参考になれば幸いです。

サポートしてもらえると飛び跳ねて喜びます(*^^*)