大阪王将・仙台中田店ナメクジ事件とミートホープ社牛肉ミンチ偽装事件

大阪王将・仙台中田店ナメクジ事件
同店の悪行の数々が、おとはP@bunkaizyaotoha氏によって暴露されました。
日本でも今まで多くの粗悪な食品で儲ける会社があり、告発する方たちがいました。
今回はミートホープ社牛肉ミンチ偽装事件についてまとめてみました。

1 事件の内容
2 告発
3 告発した人のその後

1 事件の内容
北海道苫小牧市に本社があった食品加工卸売会社、ミートホープ株式会社(Meat Hope inc.)
2007年に牛肉ミンチ偽装事件をはじめとする数々の食品偽装事件を行っていたことが発覚し、これにより倒産した。

不正の内容は以下のとおりです。
1 廃棄肉や牛や豚の内臓、血液など安い物や添加物、廃棄されたパンを混ぜ合わせて牛肉として販売していた。
2 腐りかけて悪臭を放っている肉を屑肉にして少しずつ混ぜた。
3 ブラジル産の輸入鶏肉を「国産鶏肉」と偽り販売した。
4 サルモネラ菌が検出されたソーセージを小中学校向け学校給食に納入した。
5 冷凍肉の解凍に雨水を利用していた。
6 納入先から不良で返品されても別のところへ販売

2 告発
当時、同社で常務取締役をしていた赤羽喜六氏が告発をした。
赤羽氏は苫小牧保健所、市の学校給食センター、農林水産省北海道農政事務所に報告したが相手にされなかったそうです。
農林水産省北海道農政事務所に不正挽肉の現物を持参したが同事務所はサンプルの受け取りを拒否し調査も行わなかったという。
北海道新聞社とNHKでも黙殺されたという。

赤羽氏は朝日新聞社に対して情報提供をし、同社が調査を開始し、冷凍牛肉コロッケをDNA検査によって調べた結果、豚肉や鶏肉と「その他の肉」が検出され、食品偽装が立証された。
この調査に基づき、朝日新聞は同年6月20日、北海道加ト吉(加ト吉の連結子会社)が製造した「CO-OP 牛肉コロッケ」から豚肉が検出されたことを報道した。
加ト吉が事実確認を行ったところ、北海道加ト吉には原料の取り扱いミスはなく、ミートホープの責任者は加ト吉に「納入している牛肉に豚肉が混ざっていた」と報告した。

3 告発した人のその後
妻は病に倒れ、家族とははなればなれになった。
兄弟からは「家名を汚した」と非難された。
かつての取引先からは「偽装と知っていて売りつけたのか」と批判された。
躁うつ病になり苦しんだ。
北海道から生家の長野県に戻った。
告発したことを後悔している。

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