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【時代が変わっても、変わらない信念。創業からの伝統を貫く生酛造り】初孫 純米本辛口 『魔斬』

生酛造りとは清酒酵母以外の生き物の繁殖を抑えるにあたり、空気中の乳酸菌を活用するやり方。長年培われた技術と経験が必要であり、現在生酛で仕込む蔵は全国的にも数少ないとされています。

北前船の有名な寄港地であった山形県酒田市。主に漁師などが使う小刀「間切り=まきり」が特産で現在、この小刀は魔除けの縁起物として、「魔斬」という名で発売されています!

キレ味の良い辛口の酒ということから、辛口の純米酒を魔斬と命名されました!辛口好きにはたまらない純米酒のひとつですね!

「初孫 純米本辛口 魔斬」の味わい

独特の発酵技術を駆使して造られた、深みのある味とキレ味抜群のすっきりとした本辛口の純米酒!

冷から常温、ぬる燗まで、幅広く楽しめるのが特徴です!辛口が好きな人であれば冷やして飲むのが良いですが、ぬる燗にするとまた違った味になり、味が丸くなったように感じます!

まさにキレ味の良いその味わいは「魔斬」という名前に相応しい1本となっています!

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画像の引用先: https://item.rakuten.co.jp/shonai-kankobussankan/10000266/

初孫 純米本辛口 魔斬の日本酒データ

原料米:美山錦(精米歩合:55%)
日本酒度:8.00
酸度:1.50
アルコール度数:17%
価格:1348円(720ml)

オススメ料理

オススメの料理はなんといっても魚料理

初孫の創設者(先代社長)が大の寿司好きから魚に合う酒を今から20年前から造り始めたのがきっかけです!

また生酛のお酒は旨味とコクのある料理とも相性が良いので天ぷら、おでん、芋煮や焼き鳥などとも相性抜群です!

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引用先:https://epark.jp/epark-report/gourmet/g-tamachi-st-sushi/

蔵元のこだわり

東北銘醸さんは全国的にも数少ない生酛造りにこだわり続け、、豊かなコクとすっきりした後味の酒質を醸し出しています。

生酛の場合は酒母が空気に触れている時間が長いために、手間がかかったり雑菌が入ったりする危険性が高いのですが、レベルの高い醸造技術で初孫はこれを実現しています。

現在杜氏の後藤英之氏は山形県を代表する名杜氏の一人です。国税庁主催の全国新酒鑑評会での連続入賞(山形県内では1位、全国的にみてもトップクラスの成績です)をはじめ、明治から続く全国選抜品評会では平成8年に伏見(京都)よりも東の地方で初めて全国第1位の栄誉に輝きました。

伝統の技を現代の技術へ受け継ぐ蔵元、つねに品質本位の販売姿勢を貫き、生産石数、醸造技術とも山形県を代表する蔵元と言えます!

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引用先: https://sake-festa.com/japan/108.html

「銘柄の豆知識」
ちなみに魔斬(まきり)という言葉の由来はアイヌの人が用いていた「マキリ」という短刀が由来のようです。これが日本各地に広がっていったとされています。マキリはアイヌ語で「小刀」を意味し、狩猟や漁のために用いられていました。また、マキリは魔を斬るという意味もあり、「初孫 魔斬」は縁起担ぎの贈り物としてもぴったりですね。

最後に

今回は東北銘醸さんの「初孫 純米本辛口 魔斬」をご紹介しました。伝統の生酛造りを守りながら新しい技術に挑戦し、日々おいしい酒造りに精進している東北銘醸さんの1本、ぜひ見かけたらお買い求めください!