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#59 雫搾りについて

今回の問題

雫搾りについて述べよ。

自分の回答

200字回答

雫搾りとは、上槽の方法の一つで、「袋吊り」とも呼ばれる。鑑評会の出品酒など、高級酒の上槽方法の主流となっている。醪を入れた酒袋を小さなタンクに吊るし、醪の自重のみで自然落下した酒を得るため、通常の上槽よりもきれいな味わいとなる。18L容量の斗瓶に順次取り分け、それらの斗瓶の中で最も優れたものを鑑評会出品酒とする。(157字)

回答の要素

雫搾りについて
上槽の方法の一つ。袋吊りとも呼ばれる。
鑑評会の出品酒など、高級酒の上槽方法の主流。
比較的小さなタンクに竹の棒を数本渡し、1本に数個ずつ、醪を入れた酒袋を吊るす。
醪の自重のみで自然落下した日本酒が得られるので、よりきれいな味わいとなる。
18L容量の斗瓶に順次取り分け、それらの斗瓶の中で最も優れたものを鑑評会出品酒とする。

回答の構成

・上槽方法、袋吊り
・鑑評会の出品酒など、高級酒の上槽方法
・醪を入れた酒袋を小さなタンクに吊るし、自重で自然落下
・きれいな味わい
・斗瓶に取り分け、優れたものを出品

補足

「雫搾り」「雫酒」「雫取り」「袋吊り」「吊るし酒」「斗瓶取り」「斗瓶囲い」など、似たようで少し違う呼び方があるが、「酒袋を吊るして、醪の自重のみで自然落下した酒を得る」ことについて、どこの工程・作業に注目するかによって呼び名が違うだけのよう。

他の回答

先人たちの回答

なし

参考文献

J.S.A SAKE DIPLOMA 教本(Third Edition)p. 90,91
SAKETIMES, 日本酒の斗瓶取り(とびんどり)とは?, 2017年1月20日, 閲覧2023年10月15日

※ 引用時に出典URLを明記したものは省きました。
※ 内容に間違いがある場合があります。ご指摘いただけると幸いです。


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