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【SCPコラム】SCP図鑑始めました【第七回】

 こんにちは、さかずきです。

 まず本題の前に。このコラムは第七回ですが、公開しているのは第四回までだと思います。第五回と六回は非公開にしました。気まぐれで非公開にしたり、改稿したりします。悪しからず。

 最近SCP-JPの記事を読んでいると、どうも物足りなさを感じていました。もちろん面白い記事にもたくさん出会いますが、面白さと違う方向性で何か違和感を感じていました。自分はENの初期(〜SCP-2000くらい)のSCPが好きです。逆にSCP-001であったり、物語性の高い記事やジョーク、taleはあまり好きではありません。これが何を意味していたかがやっと分かりました。自分はSCPに図鑑的な面白さを求めていたのです。【SCP紹介】個人的に好きなSCP9選【おすすめ】 でまとめているように、SCP-018 スーパーボール やSCP-957 おびき寄せ は画像があり(現在はありませんが…)、異常性がシンプルでまるで図鑑のようです。一枚一枚ページをめくるたびに様々な生物などがイラスト付きで簡潔にまとめられていた、子供のころの図鑑の楽しさをSCPで思い出して楽しんでいました。

 ここで日本のSCPに目を向けてみます。日本支部の特徴として、ENと比較して、落語的だと常々感じています。怪談あり、感動あり、笑いありの物語が多く、これが落語的だと感じています。しかし、図鑑かといわれるとそうではありません。物語が主体だと異常性の個性が薄れ、簡潔ではありません。また、最近権利を重要視しているため、画像が場所などの無難なものが多いです。物であったり生き物であったりの画像はあまりありません。ではENのSCPを読めばいいじゃないかという人もいるかと思います。当然だと思います。SCP-JPは現在約2000記事ほどだと思います。ENの約6000記事に比べれば、それでも2000記事は多いですが、全部読めるかなということでSCP-JPを読んでいます。これは自分のエゴだと思っています。加えてインタビューの口語も翻訳記事と比べて読みやすいと感じています。そのような理由でSCP-JPに定めて読んでいます。

 今まで自分は前述の通り、SCP-2000までの古典的なSCPが好きで、それはSFホラーが好きだからだと思っていました。そんなときに勧められたのが、棍棒コンテストと素手喧嘩コンテストの記事でした。これらは原点回帰を図ったコンテストらしく、でしたら楽しめると思っていました。棍棒コンテストはSCPの異常性が強烈でとても楽しく拝読しました。しかし、素手喧嘩コンテストは、まだすべては読んでいませんが、あまり楽しめていません。この違いは何なのかを考えると、画像の有無や異常性が主体であるかだと思いました。こうして自分はSCPにSFホラーでなく図鑑性を求めているのだと思いました。


 でしたら日本支部の数少ない図鑑的なSCPをまとめようと始まったのが、 【SCP紹介】SCP図鑑【シンプルisベスト】 の記事です。自分はあなぐまチャンネルさんという、大分昔のSCP解説の動画がSCPの入り口でした。現在は動画も消され活動もされていませんが、紹介されたSCPや画像付きで淡々と紹介していた内容を数年たった今でも覚えています。そんな図鑑的な角度での入口になれたらいいなと思っています。


もう一度書きますが、あくまで図鑑的なSCPが好きなだけで、そのほかの記事も違う方向性で楽しんでいます。図鑑的な記事以外はは嫌いで無くなってしまえばいいというわけではありません。一度、このコラムでSCP界隈に騒ぎを起こしてしまったので予防線として書いておきます。


 最近、依談などのホラー的なものが流行していると思います。従来、洒落怖を作っていた人がSCPに流入したのかと思います。この物語性の高い作品は自分の好きな図鑑的なSCPとは真反対だと思います。そのような中でもこのコラムを読んだサイトメンバーが図鑑的なSCP記事を書いてくれることを願っています。

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