日本産のヒノキやスギが韓国で人気、吉備王国とたたら製鉄

韓国で日本産木材 ヒノキや杉が人気の理由とは?
https://letitbe-news.net/9325.html


  最近、農業と林業などについて考えたり話をすることが多いが、日本のヒノキは韓国でブームになっていて木造一戸建て住宅が人気である。

  ただ、このヒノキなどの材木は乾燥させたり、いろいろと手間をかけないと亀裂が入ったり、いろいろなトラブルが起こる。
  現に韓国製住宅ではではノウハウがないので、そういうことが起こってるらしい。
 
 住友林業などの大手はそのノウハウを持っていて韓国に進出しているが、中小企業でそういうことができるようになったら日本の林業は復活するだろうと思う。

 それを韓国でもいいが、日本国内で提供できるようになればいい。


  話は変わるが、僕の住んでる岡山県はかつて、広島の福山から兵庫まで含む巨大な吉備王国というものだったらしい。

  大和朝廷を遥かに凌ぐ国力を持ち、稲作(造山古墳周辺に広大な田んぼが広がる)、製鉄(製鉄、自動車など水島コンビナート、日本刀の半分が備前刀、備前焼)、製塩(塩田は埋められてメガソーラーになってる)、軍事(吉備は天皇の近衛兵だった)、造船(三井造船、星川王子の反乱時、軍船40隻の記述がある)、果物(マスカット、桃など果物王国である)などの栽培にも長けていた。

 岡山という土地柄 ―日本神話・吉備王国と大東亜戦争―http://iwasakijunichi.net/okayama/tochigara.html
 
 
 つまりは邪馬台国最大の強国であり、おそらく、卑弥呼の前の男王の国だったんじゃないかと思う。

  北部は百済などの渡来民が当時のハイテクを駆使し、南部は吉備の穴海という国際貿易港があって、九州の隼人などが中国の上海辺りまで航海していた。

 温羅は悪鬼か? それとも吉備の救世主か?「吉備津彦神社」【岡山】 http://bqspot.com/chugoku/okayama/388
   
 実はこの国を作ったのは温羅(うら)と呼ばれる鬼だと言われるが、彼は百済の皇子だったらしく、これを退治した吉備津彦(孝霊天皇の第三皇子の五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)である)が後に吉備の豪族のなっていく。 この戦いを元に作られたのが『桃太郎』である。

  実はヤマトタケルも母親も吉備出身、仁徳、応神天皇も吉備出身の妃がいて、奥さんの目を盗んで吉備まで忍んできたり、歌が残されてる。

  初期の大和朝廷は半分吉備王国のようなもので、大和の葛城氏と共に妃を送り込んで政権を支えていた。
  朝鮮半島の出兵なども吉備の軍船頼り(九州の隼人)だった。

  古墳の起源も倉敷の楯築遺跡(弥生時代最大の墳丘墓)、埴輪の起源も吉備の特殊器台だし、東大寺の瓦も吉備産である。
  その後、吉備の技術が全部、大和朝廷に移殖される。

  あまりの強国だったために備前、備中、備後、美作に分割されて、国力を弱められて大和朝廷支配下に入っていく。

  全国四位の造山古墳(当時は全国1位)の技術を元に仁徳、応神天皇稜が作られる。

 石上布都魂(いそのかみふつみたま)神社は、すごかった! http://mami2013.exblog.jp/21783270/
 

 備前の石上布都魂(いそのかみふつみたま)神社→石上神社にスサノオの剣も移転される。
  ここの宮司さんは最近、物部氏に姓を戻した。
  日本の半分が吉備からはじまったと思って欲しい(爆)

  それはともかく、韓流ドラマの『鉄の王』をみても分かるが、韓国で製鉄が盛んだったのだけど、木を切りすぎて禿山になってしまい衰退していく。 だけど、中国山地の再生力は凄くて、禿山にはならなかった。

  それは木を切る場所を転々としたからでもあるが、それにしても凄い山の力である。

  たたら製鉄が衰退していくまで山は再生を続けて、輸入の鉄が主流になっていくまでそれは続いていった。

  もう少しこういう山の力を見直した方がいい訳です。
  文字通り、宝の山なんだけどね。

 中国地方の「たたら」の特徴
http://tetsunomichi.gr.jp/history-and-tradition/tatara-outline/part-4/ 

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