見出し画像

会社で若い後輩によくキレられることがある

 はてなで名文を読んで、僕よりこの人の方が小説家に向いてるよと思ったりする。
 というより、この人のこの世は地獄だともいいたげなおそらく正しい現実認識の方がいいのだが、まあ、僕はありもしない希望を書かないといけない小説書きというか、エッセイ書きなので個人的にはこんな文章はたまにしか書けない。放射能とか医療エッセイでよく書いてる気もするが。

 今日は明日からはじまるアルファポリス歴史時代小説大賞「鬼媛烈風伝」の続きを書かないといけないのだが、たぶん、この記事が平成最後の文章になりそうだ。

 最初に若い後輩にキレられたのは、確か、僕の部署のボス(といってもたった三人の部署である)が北海道旅行の帰りに気圧の変化で耳がおかしくなって、そのまま入院した時だった。
 この事件には伏線があった。
 それ以前に後輩が会社と給料の交渉をするので給料明細を見せてくれというので見せたらキレられた。見せない方が良かった。
 坂崎さんの方が三万円も給料が多いじゃないか!と十歳年下の後輩にキレられた。
 確かに僕の会社は年功序列ではなく、僕は一見、仕事が出来なさそうに見えるし、ああ、それはたまたま運が良かったんだよといったら、さらにキレられた。
 お前、資格取り過ぎなんだよ!ともキレられた。確かに。

 でも、三万円の内容は資格手当て1.6万+資格委員手当て0.5万円であり、残り0.9万円はたまたま会社に入社した時期とか、景気の問題である。そうい意味で運と言ったのだが、これは後に会社の統括からも非難されることになる。
 まあ、本当のことだから仕方ない。
 給料は入社時に交渉するか、転職しないと上がらない時代である。

 で、僕の部署のボスが入院したのに、会社の統括から仕事どうすると言われて、ナンバー2であるはずの僕がリーダーシップを取らないので、さらにその後輩にキレられることになるんだが、その理由は僕がリーダーになるとその後輩が働かない怖れがあるので(僕の指示を聞かない)、彼にリーダーやってもらって僕がその指示で動くと上手く仕事が回るからだった。
 でも、彼は僕ができなさそうな仕事を僕に振ってきて、何故か僕が無難にこなしてしまうのをみて、今度は道具を地面に投げつけて、またキレるのだった。
 この男は仕事ができないはずなのに何故、やったこともない仕事ができるのだと。それは何となく見よう見まねでできるだろと思う。
 ボスの仕事を十何年も見てたら自然と覚えるもんだなと思った。案外、あまりやったことのない仕事でも人間、やってみたら出来るものだ(爆)
 この後、会社の統括があまりの後輩との相性の悪さというか、そういう事を考慮して、僕は電気の資格を生かして配置転換されることになる。ちょうどタイミングが良かったのもある。感謝しないといけない。

 で、今回、別の後輩の育成のために僕はまた交代で夜勤勤務になるのだが、この後輩にも先日、キレられた。
 これにも伏線があって、40歳越えて独身なので、結婚したいなあというので、40歳の人が結婚できる確率は1%ぐらいだよということを言ってしまったからだ。正確には最近は8%ぐらいに上昇していた。
 何故、40歳越えて独身な人の結婚できる確率が8%なのかというと、40歳越えて独身であるという事実そのものに理由がある。
 現状、男性においては40歳越えて三人にひとりが未婚だから、それに入ってるということは僕もそうだったのだが、日本人とは結婚できない可能性が高い。92%ぐらいの確率で。
 坂崎さん結婚してるじゃん!と言われたけど、僕の奥さんタイ人だし。
 大体、要領が悪くて真面目で頑固な性格だとなかなか難しい。
 もう少し遊び人というか、女性に対して積極性があるか、結婚相談所にでも入れば何とかなるかもしれないが、そういう気配はない。
 まあ、結婚できる人の80%は三十歳までに結婚するから、後、残ってる人は結婚しにくい人ばかりだし、本当は友人の紹介とか(それもこっちからひつこく頼む必要がある)、結婚相談所に頼るぐらいしかない。
 もう少し積極性をもって毎週、お見合いでもすれば結婚できると思う。
 全く不可能ではないし、やればできるんじゃないかと思う。

 その後、かなり印象が悪くなった僕は後輩に仕事を教えてもらいながら(夜勤勤務は三年ぐらいやってるがかなり仕事内容が変わってるので)、この仕事こうした方がよくない?と二回ぐらい言ったらキレられた。
 しつこいと、お前に仕事教えんぞ!とキレられた。
 まあ、今回は素直に謝ってこと無きをえたが、その後輩とはそれが最後の夜勤で結局、もう教わることは無いかもしれないが、優秀な後輩であるのは確かだ。仕事って覚えるのは時間がかかるよね。
 僕は自分で仕事マニュアルをエクセルで作って印刷して、何度もチェックしてミスを潰していくが、それでも何十年に一回のトラブルがあったりするのでなかなか難しいし、それでもミスがでる。

 僕が最後に言いたいことはひとに本当のことは言ってはいけないということと、失敗も回数重なると神業になるというか、案外、仕事はできるようになるということだ。 


『カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活』もよろしく! https://ncode.syosetu.com/n0557de/