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小説『首都感染』(高島哲夫著)、BIGOLIVEのMickyさんが26日から音信不通で、第一回歴史時代小説大賞の二次選考発表!

高島哲夫氏の書いた小説『首都感染』



 高島哲夫氏の書いた小説『首都感染』が増刷しているという。
 小説の中では雲南省の中国のワールドサッカー起源らしく、致死率60%の強毒性鳥インフルエンザという設定で、やはり、中国のパンデミック隠蔽工作とか封じ込め作戦、東京の封鎖の様子のシュミレーショングが凄いらしい。
 『首都崩壊』は地震対策で首都を移転する話です。

 高島哲夫氏は僕が行ってる鍼灸マッサージ医院の先生と幼馴染で、地元の市の小説家として図書館などにも専用コーナーがある。
 防災関係の講演会もしていて、地元の市の学習塾でやっていた講演会も出たことがあるが、以前、高潮被害があったため水害対策などについて話を聴いたことがある。

 鍼灸マッサージ医院の先生の話だと今は沖縄取材に行っているという。
 最新作は「赤い砂」で難民の話で、ハリウッド映画化を狙っているという。
 


 高島哲夫氏は元々、原発の研究者をしていて、科学に希望を持っているのですが、僕なんかはワクチン問題で、以前からビルゲイツ財団に不信感抱いてるので、その点では意見が対立するが、まあ、世間的にはそれが正しいのだろう。


 「感染列島」(2009年)という映画もあったりして、カンヌ映画祭で話題になったりしたらしいが、今回のパンデミック騒動のシナリオは既に10年前には出来上がっていたらしい。



武漢に新型コロナウイルスを持ち込んだ米軍女性兵士が特定される


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◆令和02/03/25(水) 新型コロナの「患者0号」を特定か

「患者0号」疑惑の女性米軍兵士
新型コロナウイルスを武漢に持ち込んだと見られる米軍女性士官が特定され、新型コロナの「患者0号」である疑惑が高まっている。
その米軍女性士官はMaatje Benassiで、2019年10月に武漢で開催された軍人スポーツ大会に自転車レースの選手として参加した。

彼女の親戚のMatthew Benassiは、フォートデトリック生物兵器研究所に勤務したことがあり、そこからウイルスに感染したらしい。

しかも、彼女のもう一人の親戚であるBenny Benassiは、オランダで最初に新型コロナウイルスの患者として確認された人物のようだ。

これは米国人記者のGeorge Webb氏が、新型コロナの起源を調査している中で発見したそうで、youtubeなどで話題となっている。

米国の生物兵器研究所から漏れたウイルスが、米軍兵士によって拡散された可能性大と、この報道に対する注目が集まっている。

                          野崎晃市 (45)
◆令和02/03/15(日) 熱めのお風呂で新型コロナを防ぐ

ゆったり熱めのお風呂に入りましょう
EU諸国や米国・イラン・韓国では、新型コロナウイルスの患者が急増しているが、なぜか日本では感染拡大が緩慢に見える。
確かに、日本政府が患者を隠ぺいしたり、検査しないことで数が少ない面もあろうが、それだけでは説明がつかないのだ。

新型コロナは日本人が多く持つACE2受容体に付着するので、日本人が最も感染しやすいはずなのだが、これはいったいなぜなのか。

日本に入ってきたウイルスが毒性の少ないタイプであるのか、感染を繰り返したことでウイルス毒性が弱っているのかもしれない。

他にも、日本人が発酵食品をよく食べることや、トイレットペーパーを下水に流す習慣が、感染拡大を防いでいるとの意見もある。

しかし、お隣の韓国でもキムチなどの発酵食品をよく食べるし、トイレ事情も日本と変わらないのに、患者数は日本の10倍以上だ。

もしかすると、日本人がシャワーではなく、熱いお風呂に入ることが、新型コロナの感染拡大の予防になっているかもしれない。

新型コロナウイルスは、温度が40度以上で湿度95%以上の空気中では活性を失うそうで、ちょうどお風呂がそういう環境なのだ。

なので、新型コロナウイルスの予防には、仕事から帰ったら熱めのお風呂に入って、リラックスするのが案外いいかもしれない。

お風呂にヨモギ乳酸菌を入れれば、ヨモギと乳酸菌のパワーで免疫力も増加して、新型コロナウイルス予防にさらに効果的だろう。

                          野崎晃市 (45)
◆令和02/03/13(金) イタリアの新型コロナウイルスは異株

閉鎖されたサンピエトロ寺院
イタリアに感染を広げつつある新型コロナは、死亡率が5%以上と高いことが特徴だが、遺伝子的に中国のものとは異なるようだ。
ミラノの専門家であるマッシモ・ガリ教授によれば、イタリアの新型コロナの遺伝子配列に中国のものとは異なる部分があるという。

また、ウイルスが付着するACE2は、確かに中国人や日本人に多く存在するが、高齢となるほどウイルスに侵されやすいそうだ。

高血圧治療のため薬を服用している人もウイルスに侵されやすく、それが高齢者と病歴のある人の死亡率が高い原因となっている。

中国で感染数が減少しているのは、感染を繰り返すことでウイルスが弱まるからで、感染第四世代の患者は明らかに感染力が弱い。

中国でもイタリアから帰国して感染を広げたと見られる患者が見つかっており、ウイルスの新たな流入を防ぐことが緊急の課題だ。

                          野崎晃市 (45)

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発症から入院まで4日、入院から死亡までが4日という猛スピードで、死亡者の平均年齢は平均80歳。昨秋から北部では肺炎が流行っていたことも現地の調査でわかっていますけど、本当になんでこんなに次から次へと亡くなってしまったんでしょうね…。

イタリアは人口あたりの病床と看護師の数が少ないので、症状が出ても自宅で様子を見る日米式の検査方針です。そのため、「スタートラインでは韓国と並んでいたのに、検査と隔離を徹底した韓国と大差がついてしまった」と海外ではよく言われていますけど、教授自身は、高齢化社会なことに加え、「温かなふれあいを大事にするお国柄なこと」と「反ワクチン運動が盛んなので、風邪の入院患者で病床が埋まって判別が難しかったことも要因」との見方を示しています。


 武漢の米軍女性兵士の親戚がオランダにいて、フォートデトリック生物兵器研究所に勤務した親戚もいるとか、これは完全にアウトでしょうかね。

 それでヨーロッパへの感染も早かったのか。

 イタリアの死亡者の大半が80歳で、これは単純に免疫力の関係ですね。
 米国の米軍女性兵士の武漢株が変異した強力なコロナ株だというのも一因かもしれない。

 日本はたまたま弱い株が来てるだけで、助かってる可能性が高いが、高血圧の薬である「降圧剤」で重症化する説、BCGワクチン(結核菌予防生ワクチン)で重症化防げる説も出てきています。



上の表は死亡者数が多い国から順に並べたものです。日本よりも死者の数が多いのはほとんどが先進国、しかもアメリカとヨーロッパの国です。以前の記事「フランス人はきれいですか?」で書いたように、日本は非常に少ない死亡者数で現在のところ推移しています。なぜかはわかりませんが、理由の一つはBCGワクチンの接種にあるのかもしれません。

日本では結核のワクチンであるBCGが接種されています。約98%の接種率だと思います。このBCGですが、以前から疫学的研究や動物研究で、BCGワクチン接種がその後の感染に対する免疫応答に影響を与え、罹患率と死亡率が低下することが示されています。

このようなBCGの効果を利用して、ドイツでは新型コロナに対する臨床試験がすでに行われているようです。(関連記事はここ)

発展途上国では結核予防のために比較的積極的にBCG接種が行われており、逆に先進国ではあまり行われていません。欧米諸国では比較的低い接種率でしょう。(図はここより)

(中略)

もちろん、BCGですべての新型コロナの死亡をなくすことはできないと思いますが、死亡数の減少に大きな役割を果たしている可能性はあると思います。

BCGはサイトカイン産生、マクロファージ活性、T細胞応答および抗体力価の増強をもたらすと考えられており、結核とは関係ないウイルス感染に対しても非特異的に免疫を増強していると思われます。西アフリカでは、BCG接種が主に新生児敗血症や呼吸器感染症を予防することにより、新生児死亡率を40%以上減少させることが示されています。(この論文参照)

日本では標準的なBCG接種は生後5ヵ月から8ヵ月です。その100年の歴史があるBCGが日本人を未知のウイルスからも守ってくれているのかもしれません。

都合よく考えすぎでしょうか?

BCGワクチンが新型コロナウイルスから日本人を守っている?/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=11929

LDLやHDLは免疫システムの一部である その3 新型コロナウイルスの場合/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=11945


 スペイン風邪の際にもアスピリンで重症化する説もあり、新型コロナウイルスは「降圧剤」で重症化する説が出てきました。
 が、たぶん、大半はイタリア同様免疫力の関係でしょうね。

 医原病、薬害と細菌によるウイルス防御の重要性が見えてきましたが、薬や抗生剤で身体をいじると、感染症の際に重症化の一因になるのですね。



志村けんさんが亡くなった原因は高齢とヘビースモーカーだったから?


 それと志村けんさんの場合は、ヘビースモーカーだったし、僕の父親も結核の家系で肺が弱く、たばこも吸ってたので、肺がんで半年ぐらいで亡くなった。
 遺伝的に肺の病気に弱い人もいるので、それが大きいと思われます。
 それと70歳は高齢だし、免疫力でしょうね。

 あまりにもあっさり亡くなってしまったので、びっくりしてますが、僕もドリフを観ていた世代なので、もう少し長生きして欲しかったです。
 ドリフのリーダーのいかりや長介さんも、晩年は『踊る大走査線』の和久さん役などで好演していたのに、亡くなるのが早過ぎた。

 ドリフは加藤茶、高木ブー、仲本工事、荒井注、綱木文夫などのメンバーがいたらしいが、綱木文夫が脱退し、荒井注の活動休止宣言後に、入れ替わりに志村けんさんが加入した。
 元々、AKBのようにメンバーの入れ替わりが激しいグループで、いかりや長介さんは三代目リーダーだった。
 三代目リーダーでほぼメンバーが固定され、『8時だよ全員集合』のコントなどでブレイクして、高視聴率お化け番組で活躍していく。
 全盛期はあまりの人気でTBSでは野球中継が土曜日だけ中止になっていた。

番組全体の平均視聴率は27.3%で、最高視聴率は1973年4月7日放送の50.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区にての数値)であった。最盛期には40% - 50%の視聴率を稼ぎ、「お化け番組」「怪物番組」と呼ばれ、「土曜8時戦争」と呼ばれる視聴率競争でもほぼ無敵の存在であった。このため、この番組が全盛期を迎えていた頃は、TBSでは土曜夜のプロ野球中継が組まれることはほとんどなかった[6]。ただし、長らく40%台の常連であったため、番組末期に30%台以下に視聴率が下がった際には各新聞や雑誌で「ドリフは終わった」と批評されたこともあった。


 あと、例の人工心肺ですが、あれ付けないといけない状態だともうダメというか、現場の医師の方がネットに書き込んでたのを見たのですが、要するに植物人間製造機になってしまうそうです。
 本当はもう死んでいるのに生かしてるだけに近い。
 まあ、助かる人もいるのでしょうが、効果は薄いかもね。

 僕も別の意味で肺が弱いようで、いつのまにか肺炎になって治っていたり、睡眠時無呼吸症でCPAPという簡易人工呼吸器をつけて毎日、寝てます。

 これ圧力の高い空気を肺に送り込んで、のどちんこが下がって気道をふさぐのを空気の圧力で防ぐ医療機械なのですが、あれ、口呼吸だとつらいし、慣れないと使いづらいです。

 結核の遺伝子もちで新型コロナやガンに強いとかはないだろうけど、ガンの延命薬(ガンと共存)の『丸山ワクチン』も結核菌から毒素を抜いて作るらしい。
 結核菌の研究が新型コロナなどの感染症対策ワクチン、ガン延命に関わってくる可能もある。
 なかなか興味深い。


丸山千里は1944年から、結核菌の発見者ロベルト・コッホが開発したツベルクリンにヒントを得て、結核ワクチンの研究を行ってきた。ツベルクリンは、結核治療用としては副作用が強すぎて失敗に終わり、結核診断用の薬剤として生き残っていた。丸山は培養したヒト型結核菌から有害な毒素を取り除くことに成功。残った成分の多糖体、核酸、脂質によってワクチンをつくり出した。この結核ワクチンが、長年、皮膚疣状結核や顔面播種状粟粒性狼瘡などの皮膚結核に悩んできた患者たちに著効を示した[2]。

1947年~1966年にはハンセン病の治療にも用いられ、患者の発汗機能、知覚麻痺の回復などに有効だった[3]。丸山が国立療養所多磨全生園に通ってハンセン病患者の診療を続けていた1956年秋、患者が体内にライ菌を保持している間はがんの発生を抑えている[要出典]という事実を発見した。ライ菌と結核菌とは同じ好酸性の桿菌であることから、結核菌抽出物質の丸山ワクチンががん細胞の増殖を抑制できると考えた[4]。




BIGOLIVEのMickyさんが26日から音信不通、ちぃのん所属のアイドルグループ「PULMAGE」の4/13デビューイベント決定!


 

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 もうコロナウイルスでBIGOLIVEのMickyさんが亡くなってしまったかと思ってたんですが、二週間ぐらい配信したり休んだりで、3月26日から消息不明になってました。

 ですが、この記事書いてる途中で3/31にツイッターが更新され、無事が確認され、ほっとしています。
 病状も快方に向かっているということで、大丈夫そうです。
 良かったよ。
 勝手に殺すなと言われそう(泣)
 人って生きてるだけで、幸せなんですね。



 アイドルグループ「PULMAGE」のちぃのん(かのん)さんですが、4/13のデビューイベントの会場も発表されて、良かったのですが、これコロナ問題と完全にかぶってしまい苦境にあります。

 僕も近ければ行けるんですが、岡山から東京だとさすがに無理で、仕事で行けない予定ですが、暇な人がいたら、BCG打って参加してあげて下さい。

 給料は貰ってないのか、少ないのか、アイドルデビュー前だし、アルバイトも飲食店が多くて、コロナで生きていくのも大変になってます。

 BIGOLIVEで稼ぐといっても運営に半分は取られるし、アマゾン欲しいものリストを作ってもらって、最悪、支援物資送れるようにしてねという話をしています。
 ライバーは結構、そういうことで生計立ててる人もいる。

 しかし、大変な時期にアイドルデビューで、今後は動画配信とか、youtubeなどを利用して、音楽活動していく時代になりそうですね。



第一回 歴史・時代小説大賞(ノベルアッププラス)二次選考発表!


(長編部門)

陸 理明  鬼の武蔵は、いやにて候 -岩崎城陥落-
https://novelup.plus/story/993553545

中七七三  殺戮ジパング ~元寇・九州本土防衛戦~
https://novelup.plus/story/651203344


友理潤  天に掲げよ!懸かり乱れの龍旗を!〜もし上杉謙信が天才軍師を得ていたら〜
https://novelup.plus/story/928176189

友理潤  Re:信長下剋上伝
友理潤  倫魁不羈(りんかいふき)と呼ばれた男~天翔る戦国の無双譚~
友理潤  撃て、流星のごとく ~農民の少年は、進化する魔銃で戦国を成り上がる~


(短編部門)

筑前筑後  鶴川橋暮れ六つ
https://novelup.plus/story/888288811

筑前筑後  走狗(いぬ)のさだめ
https://novelup.plus/story/713344656

第一回 歴史・時代小説大賞(ノベルアッププラス)二次選考発表!
https://novelup.plus/event/1st-rekishitanbou-contest/



 お気入り作家さんの作品が二次選考にも入ってますが、友理潤さんの作品がやたらに入ってると思ったら、出版実績がありました。

 これは大賞はこの方に決まりとも言えますが、陸理明さんも出版実績あるプロだし、 中七七三氏も歴史ライターで活躍してた方だし、本当の素人が新人デビューするのはなかなか大変ということですね。

 個人的には神光寺かをりさんの作品を愛読していて、面白いと思ってるんですが、作品が渋すぎる、外伝的作品構成なので、本格的な真田源三郎伝(信之)のような作品を書かないといけないのか、難しいところですね。

真田源三郎の休日 神光寺かをり
https://novelup.plus/story/291080878


 というこで次回に続きます。


「つまり、BCG投与により結核とは関係のない病原体に対しても実は免疫力が強化されていることが示唆されたのです」

「彼らはさらに解析を進め、BCGが単球(マクロファージのもととなる細胞)という自然免疫細胞に働いてエピジェネティックな変化(遺伝的な変化ではなく、遺伝子の機能を変えるような変化のこと)を起こし、このために単球の生体機能が高まっていることを実験的に明らかにしたのです」

「彼らは自然免疫も訓練で強化できると考え、この現象のことをtrained immunity(筆者仮訳・訓練された免疫)と呼んでいます」

(中略)

欧米はBCGを卒業した?
今、欧州とアメリカが新型コロナウイルスの巨大津波に見舞われています。それぞれの国の新型コロナウイルス肺炎による死者とBCGワクチン接種率を見てみましょう。

・イタリア1万779人死亡、0%(1970~2001年接種)
・スペイン6606人死亡、0%(1965~1981年接種)
・フランス2606人死亡、44%(2008年時点、1950~2007年接種)
・アメリカ2467人死亡、0%
・イギリス1228人死亡、0%(1953~2005年接種)
・オランダ771人死亡、0%(1979年に中止、出身地域による選択的接種に)
・イラン2640人死亡、99%(1984年から接種)
イランのBCGワクチンはイランパスツール研究所で製造されており、1歳までに全員BCGワクチンを打つことになっていますが、年間10万人当たり16人が結核にかかっています。


新型コロナと降圧薬に関する「患者不在」の議論
忽那賢志 | 感染症専門医 3/20(金) 11:04

先日、フランスのヴェラン保健大臣がツイッターで「新型コロナウイルス感染症に罹ったらイブプロフェンなどの薬を飲まないように」という趣旨の発言をしました。
それに関連して、医学誌で新型コロナと降圧薬に関する議論が巻き起こっています。
ACEIとARBという降圧薬に関する(やや不毛な)議論です。

(中略)
降圧薬と新型コロナウイルスとの関係
前回も書きましたが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は肺や腎臓などの上皮細胞に発現しているアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を介して標的細胞に結合し侵入することが分かっています。

血圧を上げたり下げたりするのは、レニン-アンギオテンシン系と呼ばれる体内のシステムです。

このレニン-アンギオテンシン系を調整し血圧を下げる作用を持つのが、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)、アンジオテンシン受容体拮抗薬 (ARB)と呼ばれる薬剤です。

これらの薬剤を内服している人ではACE2の発現が体内で増加することから重症化しやすいのではないかという議論が行われています(Lancet Respir Med. 2020 Mar 11. pii: S2213-2600(20)30116-8.)。

果たして本当にACEIやARBなどの降圧薬を飲んでいる人は新型コロナに罹患すると重症化しやすいのでしょうか?

一方で、新型コロナ患者にロサルタンなどのARBを慢性的に内服している患者では重症化リスクを高めるのではなく、むしろ急性肺障害から保護する可能性があるとする論説も出てくる始末です(Drug Dev Res. 2020 Mar 4.Drug Dev Res. 2020 Mar 4.)。
ARBを飲んでいる方が良い?話がよく分からなくなってきました。

この問題については、BMJという英文誌でも喧々諤々の議論が行われており、今もなお「あーだこーだ」の議論が続いています。

しかし、共通しているのはいずれも「仮説」であり実際の患者さんのデータから証明されたものではないということです。

そしてついには欧州高血圧学会(European Society of Hypertension; ESH)、国際高血圧学会(International Society of Hypertension; ISH)、欧州心臓病学会(European Society of Cardiology; ESC)が相次いで声明を出すに至ります。

以下はESCの声明です。

ソーシャルメディアでの拡散により、高血圧のためにACEIやARBを服用している患者と医師はますます心配になり、場合によっては、服用を中止しています。

COVID-19に関連したACE-iまたはARB治療の安全性については、それを裏付ける健全な科学的根拠または証拠がありません。実際、これらの薬物療法は新型コロナ感染患者の肺合併症に対して保護的に働く可能性があることを示唆する動物での研究からの証拠がありますが、今日までヒトにはデータがありません。

欧州心臓病学会の高血圧評議会は、新型コロナウイルスに関連してACE-IおよびARBの有害な効果を裏付ける証拠はないと強調したいと考えます。

新型コロナ感染のためにACEIまたはARBによる治療を中止することを示唆する臨床的または科学的証拠がないため、高血圧評議会は、医師および患者が通常の降圧療法による治療を継続することを強く推奨します。

出典:欧州心臓病学会(European Society of Cardiology; ESC)高血圧部会のACE 阻害薬およびアンジオテンシン受容体拮抗薬に関する意見表明(英語)



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