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『タイムループ/僕の彼女はアンドロイド』
『タイムループ/僕の彼女はアンドロイド』(カクヨム)を更新しました。
構成的に第四、五章が同時進行で第六章に合流していく感じになってるので、こつこつ更新していこうかと思います。
タイムループというか、タイムリープ的な流れにもなってますね。
『複垢調査官 飛騨亜礼』(カクヨム)
第四章 『僕の彼女はアンドロイド』
少年ライトとアンドロイド<エリィ>の物語。ベーシックインカムとかアンド
第五話 TOKOYO DRIVE
「ゲームエンジン<TOKOYO DRIVE>は、この<刀剣ロボットパラダイス>の地下迷宮最深部の先、『火星ステージ』のどこかにあると言われています」
<常世岐姫命>はライトの方を向き直って語りだした。
「それを僕が探せばいいのですか?」
ライトは訊き返した。
「そうです。この転位魔方陣の先に『火星ステージ』があります。だけど、そこには竜頭蛇尾のボトムウォーリアー数千機が護っているという
第二話 AP 《アンドロイドポリス》
翌日、<AP(アンドロイドポリス)>の担当者が現れた。
ハネケ・ブロンソンという素晴らしい金髪で碧眼、モデルのような体型の女性AP警備部隊員には当然ながら好感を持った。
彼女の上司だというメガネを掛けた黒髪の頼りなさげな背の低い男には少し不安を覚えた。
AP警備部隊長シンザブロウ・ハットリという名刺をベスに差し出した。
こんな男が隊長?と思ったものだ。
彼の背後には、黒いボサボ
第一話 僕の大事な人
汎用支援型アンドロイド<マーク10(テン)>それが彼女の正式名称である。
個体識別のため「エリィ」と呼んでいるが、彼女はまだ、六歳である。
2039年の日本では、僕のように先天的に車椅子に乗らなければならない障害者には彼女のようなアンドロイドが支給されていた。
労働力の半分はロボットに肩代わりされ、経済政策としてベーシックインカムも実施されていたが、政権の福祉政策、人気取りの一環とし