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冷凍ケーキの発送の仕方

私は某有名店在籍時に、冷凍ケーキの発送を始めました。当時はクラシックショコラのみを冷凍発送しており、いつも行列なお店でしたので、遠くに居ても、そのケーキを食べることができたら良いなという発想からです。その後、バレンタインやホワイトデーなどで、ハートの形で作って発送していましたね。その頃からの知見がありまして、それからの職場では冷凍ケーキの作製と発送で色々研究してきました。

cake.jpさんでも、監修をさせて頂きました。

冷凍ケーキのレシピはシェフの好みがあるので、今回は置いておいて、発送方法について、お話したいと思います。

それでまずお伝えしたいことは、「配送業者さん(ヤマト運輸さんや佐川急便さんなど)がケーキを運ぶのは、冷凍であってもとても困難な作業であることを重々理解し、運んでくださることに感謝する」ことが重要ということです。めちゃくちゃ大変な作業ですからね。しかも、全国にどこに送ったとしても費用は1500円もかからないですし。

①発泡スチロールで梱包する
まずお勧めしたいのは、梱包材を発泡スチロールにすることです。業者さん側の作業で、伝票処理や車までの運搬などは、当然ながら冷凍庫では行ないません。ケーキ以外の他のものでも、温度変化による品質の劣化が想定できるものは、発泡スチロール箱で送られてきますよね。魚だとかアイスだとか。

発泡スチロールは中の温度を保つ性質なので、しっかりと冷凍できたケーキを梱包することは言うまでもありません。私はさらに発泡スチロールの蓋をしない状態で、冷凍庫で一晩いれてから出荷していました。

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私の製菓の知識や技術を余すことなく掲載していきます。

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