#2助けを求めるとはどういうことか?

この問いを見た時に、自分が今までに助けを求めた時のことを思い出した。

・バイトでたくさん料理の注文が入ってほかの人に手伝ってもらう
・資料の作り方がわからないので聞く
・ゲームの進み方がわからないのでやってもらう

他にもたくさんあったと思うが、ここで一つ気づいたことがある。

「助けを求める」と「丸投げする」は違う。

「丸投げする」とは、「自分の課題を他人に任せて放棄する」ことだと思う。

では、「助けを求める」とはどういうことか?

私の答えは、
「信頼できる人に自分の課題を共有し、協力すること」


昔読んだ本の中で、マイケル・サンデルが『正義論』の著者であるロールズの「無知のヴェール」を批判していたのを思い出した。

ロールズは、「全員の正義は、全員が生まれた時の地位や場所、環境などすべての要素を考慮せずに何もない状態で考えた時に初めて担保される。」
その全員の地位などが何もない状態を「無知のヴェールを被る」と主張している。

確かに、お医者さんだったらお医者さんに有利な政治を、軍人だったら軍人に有利な政治を、お金持ちだったらお金持ちに有利な政治をしてしまう。

自分が高校生の時にロールズのこの考えが腑に落ちて、一番好きな哲学者であった。

しかし、マイケル・サンデルは、そもそも人間だったら誰しもが何かしらのコミュニティに属している。例えば生まれた場所が無い人なんていない。だから「無知のヴェール」自体が机上の空論であり、ありえない状態である。
なので、共同体主義(コミュニタリアニズム)を説いて、正義ではなく、善という価値観で社会を作っていく必要があると説いた。

直接的に関係ないかもしれないが、
「助けを求める」とは、自分を共同体に変化させ、
「Iの課題をWEの課題にすること」
とも言えるかもしれない。

そう考えつつ、今日は30分でこの記事をかけたことをうれしく思うし、2日続いていることにもうれしく感じます。

これから朝早起きして7:30~8:00の間でこの記事を書く予定です!

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