台風に備えてスーパーへ・・じゃなくてただの買い物が悲劇を・・
わたくしのの住む九州の田舎町では台風10号に備え準備をしている
家の周りや窓ガラスなどの補強
食料品や懐中電灯やラジオを購入
特にに水やパンはどこのスーパーの品切れと聞いた
そんな大変な状況を知っていたが、午後から妻と買い出しに行けばよいと軽く考えていた
そして、自分が買い置きしていたスポーつドリンクとヨーグルトがないことに気付き何の気なしに近くのスーパーへ
ス―パーに着くと駐車場は満車で大渋滞
スーパーの入り口には我先にと多くに人だかり
「ヤバイ・・」
この先の悲劇を予感しつつも店内へ
店内は人だかりでカートに食料品や水などこれでもかといいうくらい乗せてる
家族連れや老夫婦など真剣な眼差しで目的物の棚に向かってる
日頃のゆったりとした雰囲気の店内ではない
鬼気迫る雰囲気に今回の台風の怖さを感じた
そんな中・・
わたくしはスポーツドリンク1つとヨーグルト1つも目的に来店
そんなことを悟られては困るのでなるべく神妙な顔で店内を歩く
皆は買い忘れがないようにとゆっくりと見て回っているがわたくしの目当ては2か所
ドリンクコーナーと乳製品コーナー
なるべく違和感のないように他のコーナーに寄り道して目的地まで行き「これだけじゃないですよ・・」「まだまだ買いますよ・・」という雰囲気で商品を手に取った
そこでわたくしは大きなミスをしたことに気付く
そう・・
買い物カゴを持っていなかったのである
どうせ2品だし買い物かごなんて持たなくても・・
店に入る時にふとした気の緩みが・・
明らかに買いだめじゃないのがバレている
少しずつ通りゆく買い物客(買いだめ客)のわたくしを見るが痛いのは気付いていたが・・これか・・
それなら早くこの場を退散するしかないと一目散にレジへ
レジに着くとそこには4~50人のレジ待ちの人だかり
早くレジを済ませたい人とレジ打ちのパート主婦との攻防が遠目でもわかる
ただでさえイライラしているレジ待ちの人
わたくしの500mlのスポーツドリンクと小さなヨーグルトを持ちいっちょ前に列に並んでいる姿への視線は痛い
隣の列のおばさんが「あの人アレだけ買いに来たの?あれだけならコンビニでもいいんじゃないの」とあきらかにわたくしへのメッセージとわかる正論を呟いた
レジ待ちの人が全員うなずいた様な気がした
やばい・・
このままでは暴動が起きる
過去の歴史でも災害は人々の精神を崩壊させ暴動などが起こしている
まさにこの状態なのではないのか
早く台風に備えた物資を購入し家に帰りたい人たちにとってスポーツドリンクとヨーグルトのみを購入する者など排除すべきで群衆とないり攻撃してくるのではないのか
そんな恐怖を感じながらやっと自分の番に・・
そこで290円を払い清算
足早に立ち去ろうとするわたくしにレジのおばさんが一言
「レジ袋はよかったですか?」
・・・・・・・・
皆の視線がわたくしに・・
・・・・・・・・
「いいです!!!!」
そして
後ろを振りえらず全力で走って店外へ
命からがらスーパーから脱出
人間の本性・追い詰められた時の怖さを知ることができた1日であった
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