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J2第3節 大分vs栃木戦の雑感

3月5日 大分vs栃木戦をDAZNにて観戦。
終始大分ペースで試合が進むが、なかなか得点が生まれず。
3連勝のチームが消えたのに連鎖して大分もスコアレスドローになるのかとも思い始めていたら、高畑の直接FKが鮮やかに決まる。
まだ3節とは言え3連勝で首位はこの上なく気分が良い。
2節、3節とホームゲームで2試合続けて観客1万人越えは、ちょっとすごいんだけど、だけどレゾナックドーム大分(全然言い慣れない…)は4万人収容だからどうしてもスカスカ感強めになってしまうんだけど。いや目茶苦茶入ってんだけどね。

今シーズンからハーフタイムコメント(HTC)の発表が早くなった気がするのだが。これって大分戦だけなのだろうか?
これまでは後半に試合が動いた後に、内容が全く意味なくなったようなHTCを読んで間抜けな空気になることもよくあったが、今シーズンは47分頃にはHTCを読んでいる気がする。何気ないけど良い変更だと思う。大分戦だけなのかな?

大分の今期の一番大きな不安要素は横浜FMに移籍した井上の穴をどうやって埋めるのかだと思っていたが、今のところ茂が完全にフィットしている。左の藤本、右の茂でサイド攻撃が上手く機能している。さらに野嶽のボランチ起用が当たっている。開幕前は弓場とコンビを組むのは保田だと思っていたが、保田がすぐにU20アジアカップで離れるので、そこでどうするのかと思っていたら、開幕から野嶽が抜群にハマっている。GKもブラジル人を獲ってきたのに高卒3年目の西川がスタメンを飾っているし、なんだかんだでスタメンのメンツは昨年からかなり変わってきている気がする。

ベテランが試合に出られないような状況もあるが、でもチームの雰囲気は良い。もちろん勝っているからもあるのだろうが、試合後のチームの一体感がすごく気持ち良い。チーム内に良い競争するための環境が整っているんだろうなと感じられる。

あと個人的には試合中に映像で抜かれる下平監督と岩瀬、岡山コーチが相談している感じが、うまく言葉で表現できないが他のチームではあまり見ない独特の空気感ですごく良い。ピッチに向かって大声でコーチングしている吉坂GKコーチも相変わらず良いし。

片野坂監督時代から得点率は高いが、シュート数はリーグ最下位争いをしている印象が強く、試合中に何度も「シュート!!」と叫びながら見ていた。
が、今シーズンは積極的にシュートを打つ形で流れが終わるので、押し込んだところからボール失って裏返されてカウンターみたいなシーンはあまりないのも、ストレスなく見られるし、簡単にはやられない様に見える。

でも、なんと言っても最近の大分の試合を見ていて楽しい一番の理由は下部組織出身者が増えてきたから。ゴールを決めた高畑に、中盤でプレスをかけまくる弓場がいて、U20アジアカップで離脱しているが屋敷、保田もいる。キャプテンは梅崎だし、茂もいる。
大分トリニータでプロキャリアを始めた選手も伊佐を筆頭にかなり多くなってきていて、最近のチームの雰囲気の良さは大分トリニータというチームに対する愛着の強い選手が増えてきたことも一因としてあるんじゃないかと思う。

とにかく、ここまでのところ下平監督の2年目のシーズンは期待感しかない。
とは言え清水がJ2で沼ってるところを見ると何が起こるか分からない。
沼る前に、このままシーズン前半戦は独走状態で突っ走って欲しいと切に願う。

(文中敬称略)

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