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【映画レビュー】落下の解剖学

評価:★★★☆☆

雪山の山荘で、男が転落死した。
男の妻に殺人容疑がかかり、唯一の証人は視覚障がいのある11歳の息子。
これは事故か自殺か、殺人かー。

という煽り文句から、かなりサスペンス系の話だと思ってたので、「なんか思ってたんと違う」というのが正直な感想。

登場人物の証言から徐々に人間関係や秘密が明らかになっていく感じはよかった。
ただ結局真実については分からないままで、この映画がたどり着きたかった結論も明示されないまま、ふわっと終わった

ので不完全燃焼な感じ。

息子の視覚障がいの設定もあまり生かされてる感じがなかったかなと。。
事件が起きた時にその場にいたわけじゃないし、最後の証言も別に視覚障がい関係なかったよな…
もうちょっとうまいこと使って欲しかったかな

そもそもそこまでミステリーとかサスペンスな映画じゃないので気にするところじゃないのかもしれない。

ただ息子役の男の子はすごくよかった。かわいかったです。
役柄も、大人びて落ち着いた子なのかと思ったら後半では両親の関係にショック受けたり取り乱したり、純粋に傷つくことができる子どもなんだなと、可哀想に思いながらもちょっと安心したり。

もしかしたら、もっとちゃんと見たら考察要素もあるのかもしれない。
150分ほぼ会話を聞いて(正確には字幕を読んで)た映画はたぶん初めてだったので話についていくので精一杯でした。笑

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