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タンザニア旅行*ダルからキルワ編

12月18日(水)協力隊生活133/730日目
(書いた日と投稿した日が異なりますがご了承ください)

12月6日からLikizo(リキゾ=長期休暇)、
今回この時間を使ってタンザニア国内を回ろうと計画。

一人旅1日目、ダルエスサラームからキルワに向かう。
世界遺産に登録されている「キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡」が見たくて目的地に設定した。
さて今回はダルからキルワまでの旅録をだらだらと綴っていきます。

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1.ダル出発

5時45分、宿泊ホテルであるRaha tower Hotel発
実は前日の夜までいつも使っているウブンゴバスターミナルだと思い込んでおり、タクシーのおじちゃんに「明日朝6時!ウブンゴバスターミナルまでお願い!」と言ってしまっていた。夜中調べなおしたらリンディやムトワラ行きのバスはテメケというところから出るそうではないか。しかも6時発。知らんんんん

まぁどうせここはタンザニア、出発も遅れることを期待しつつテメケに向かってもらう(早めにホテル着いといてくれてありがとうおじちゃん)

6時10分テメケ着、内心ドキドキ。

ドライバーのおじちゃんが話つけてくれてバス会社のお兄さんが案内してくれた。そしてすぐチケットを買うことができた

バスはまだ出発していない。ほれみろ

しかし値段が事前に調べて情報と全く違う。10,000シルと思っていたのに言われた金額は23,000。いやそんなん聞いたことないわ。
でも領収書もちゃんと書いてある。

「大きいバスだから」と言われ、あぁそーなの・・・?と思いながらまぁええかと。BARAKA classicというバスを待つ。

BARAKAclassicはウブンゴ始発でテメケに来るそうだ。
なんだどっちでもよかったんだ。

でも正直こちらの方がこじんまりしてて人少ないし、静かだししつこく寄ってくる人いないし、待つのが苦でない。

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チラッチラッと遠慮がちにこちらを見ていたママさんにこちらから挨拶してみた。安心した様子で返してくれた。会話が続いた。いつぶりだろうか心に余裕をもって自然と会話ができるのは。

7時15分、バスが来た。おしゃべり相手をしてくれたママさんたちとさよならをし乗り込む。

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まぁまぁ言ってた通り大きい。広い。そして綺麗。冷房がついている。
効きすぎ。サムイ。

隣に座る人たちも普通に話してくれる。多くの人がムトワラに行くんだと。南の人たちの心優しいフランクな性格がわかる。同期隊員の村の様子を聞いていたが、そりゃここに住む人たち好きになるわ。

でも付け加えて気付いた、値段が高い分乗り込む人たちはちょっと生活に余裕のある人たちなのか。身なりがちょっと綺麗で上品な雰囲気を纏う人たちが多い気がした。

お金は飛んだがストレスのない乗車時間だった。

あ、一つだけ。私の座っている席は一番後ろでちょうどタイヤの上。「やばい」バスが動いた瞬間に「これは酔い止め案件」と察しすぐに酔い止め薬を飲んだ。

2.タイヤパンク

目的地の半分ほどまで来た頃、いきなり「パァン」と音がした。バスが止まりドライバーが降りてぐるっと一周点検。そして車内放送「タイヤ取替えのため下車してください」はーいやっぱりか。

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もはやこの状況も慣れてしまったせいか、いらいらもなかった。心に余裕があるからなのか。冷房のおかげで頭も冷えているからなのか。
ちなみに体は確実に冷えている。

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下車した周辺に住んでいた子どもたち。見慣れない人種に声かけられ微妙な顔しかしなかった彼らだがこのあと横を通り過ぎた軽トラックから転がり落ちたキャッサバ(芋)をワァーーーと走って拾いに行き大喜びでまたワァーーーーと走って行ったのが個人的にドツボ。

そんなこんなで30分後、再び乗り込みバス旅が続く。

3.バスからダラダラに乗り換え

12時30分、Nangurukuru(ナングルクル)到着。
ここからKilwa(キルワ)の*Masoko(マソコ)というところに向かう
*キルワ・キシワニ島に行きたい場合はとりあえずここへ。

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降りたところからちょっと坂を登ってダラダラのあるところへ。

ダラダラ(乗り合いバス)というより乗り合いタクシーでした。軽自動車に乗り込みいっぱいになり次第出発。

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車の中で待っていた時こちらをずっと見ていた女子中学生たち。

12:55発 お得意のぎゅうぎゅう詰め状態で進んで行く。

4.宿泊先着

13:40 私が予約していたホテル周辺にはきたもののなかなかドライバーさんに伝わらない。現地の人もあまり知らないみたいだった。ドライバーと一緒に乗っていたお客さんも探してくれ、やっと見つけた

といってもまたしてもそこじゃなかった。
そのホテルのお姉さんが知っているというので案内してもらった

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目の前に広がる海、想像以上に溢れ出るオアシス感、うおーーーーすげーーーーーーって興奮してたら
「素敵でしょ?これ全部あなたのものよ!」とお姉さん
そのセリフそのものが素敵ですお姉さん。

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浜辺を歩き

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こんなとこ通る?!みたいな場所を通って

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辿り着きました。開放的な作りが特徴のホテル。というかドミトリーというか。(私は一番安いのってことでこのホテルのドミトリールームベッド一人分)
周りは草に覆われているので隠れ家のよう。欧米人もよく利用しているらしい。

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それにしても景色が最高すぎる。

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2階屋上からの景色。これ全部わたしのもの!!!!(パワーワード)

5.周辺散策

おそめのお昼を食べて海岸沿いを歩いてみる。

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港町。たくさんの船、大きな網、並べられる魚、海の方からは漁師たちの大きな声が飛び交う。
なんていうんだろう、山の中での生活とはまた違う「生きる力」を感じる。

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魚を焼いたり、叩き売りみたいなのしてたり、日本の魚市場ほどではないが山の中の村とはちがう、海沿いに住む彼らだからこその盛り上がりと陽気さがあった。

ただ日本人に慣れていないのか、やはり不思議なものを見るかのような視線が痛い。でもまぁなれっこだ。なんでもないように歩く。それなりに挨拶しておけば向こうも笑ってくれる。

と、理解はできても「チナ!金くれよ!」と言われすぎてちょっと怖くなったのでドミトリーに戻る。

6.小さな出会い大きな幸せ

夕方になって浜辺に出てみる。海ではたくさんの若者が泳いでいた。私は足だけつけてみる。近くに小さい子どもがお姉さんとお母さんに連れられて遊んでいる。

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途中二人は休んで子どもだけになっていたので一緒に遊ぶことにした

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カンガを上手に巻いて水着代わり。こんな風にもできるのか

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モデル顔負けのポージング。おちゃめで可愛らしい、女の子
・・・かと思っていたが、実際は男の子だったのは内緒の話。

一緒にバシャバシャ遊んだのでスカートも下に履いていたレギンスもびしょ濡れ・砂だらけになった。
バイバイする時寂しそうにしてくれたの嬉しかったなあ
終始怖がらずにずっと笑っていたのもたまげたもんだが。また会おうね

7.夜のお楽しみ

夕食はドミトリーに来ていた男女のオーストラリア人と一緒に食べた

どうしてここに来たのか、何をしているのか、など慣れない英語で一生懸命伝える。ぜんっぜん脳内英語の引き出しが錆び付いて開いてくれない。
あぁ使わないと脳が腐るって本当なんだなぁ・・・

女性の方はこのあたりで仕事をしており、ここの常連らしい。キッチンにも自由に出入りしているな〜と見ていたら。彼女がカウンターから私たちを呼んだ
「コニャギ・バナナ、作ってみる?」

料理長さんと一緒に作るところを見せてくれた。

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作り方をメモするオーストラリア人♂

フライパンにバターを入れバナナをロースト。砂糖・ハチミツを入れ、最後にコニャギをいれる

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ファイヤーーーーーーー

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そして完成コニャギバナナ。
めちゃめちゃ甘い、けどアルコールが入っていてちょっと大人な味。タンザニアの料理かと思って聞いたら、彼女のお母さんが作っていたそうだ。おっしゃれ〜美味でした。
BBQのときにもできるらしい。子ども向けにコニャギなしでももちろん美味

お腹を満たした後、3人で目の前の海辺まで出てみる。満天の星。海の音。

いつもは山の中で虫やカエルの声に囲まれながら見上げていた星空が、また違って見える。

二人の英語にはついていけないので耳だけ傾けじっと景色を堪能させていただいた。

ドミトリーに戻りビールを飲みながら映画鑑賞。屋上からはGerman男性3人グループがくつろいでいる。ギターの音も聞こえる。

映画は英語字幕なしだったがなんとなくわかるし問題なく楽しめた。はっきり聞こえたときにはこんな言い方や相づちの打ち方があるんだと勉強になる。忘れていた勉強法。

スワヒリ語ももっと頑張らないといけない状態だが、英語も上達させたい。というかさせねば。今は引き出しが固すぎて困る。無いも同然だ。
どっちもできるように訓練する必要がある。そんな気持ちもふつふつと沸きあがる夜となった。

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一人旅1日目。長かった。長かったけど初日からすごい心の満たされよう。本当に自由。のびのびとした時間。出会う人目に入る景色全てに感動しっぱなしの1日だった。

さて本番はここから。明日がメイン。

最後に一言。

夜中11時、お腹壊しました(続く)



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