【日記】久しぶりにVRTRPG関連をXR系展示会に出した話
上の人「来週ゆるい展示会企画したんだけど出ない?」
ぼく(遊びたいし本読みたいんだよな...)
ぼく(でも翌日の登壇スライドに出れる展示会には飛び込めとか書いちゃったんだよな...)
ぼく「...出ます!」
ということで新宿NEUUで開催された「Reality Camp」に急遽出展することになった。XR映画祭をメインにしている団体さんの施設なので若干畑は違うのだが、XR界隈はめちゃ狭いのでそこの施設の代表の方に「アディンさん(VRCでVRTRPG作ってる方)からよろしく言っておいてくれと言われました」とか言われる。狭すぎ~
身内しか来ないようなゆるいイベントだと言われていたのに、主催側の想定を上回る参加者が来たらしい。話が違うじゃないか!3時間喋りっぱなしでめっちゃ疲れた…
他の展示の話
VRChatで活動している団体さんとか、Resoniteで活動している団体さんとかもいたけど忙しくて回れていない。clusterで活動している団体は流石に他にいなかった。
IVRC・XRCreativeAwardに出している人もいたので、そことは挨拶できた。ところでXRC二次審査まだですか???
VRTPRG/VRマダミス両対応の話
VRTRPGとVRマダミスどっちの方が興味ありますかーと聞いて体験内容を決める感じに。聞いた感じ半々だった気がする。レベルの高い手札増やしておいて良かったなの気持ち。
ってかVRTRPGもVRマダミスもVR謎解きアトラクションも一から仕様整理して作った訳だし実はえらくないか自分…?
アテンドの話
複数団体が展示している中、clusterで300MB相当のワールドデータを読み込んで毎回ワールドをリセットしてHMD被って貰って説明して…というのをやるのはやはり大変。ただclusterで同ワールドの別スペースに行く時の読み込みが不要になっていたのは助かった。
VRTRPGはVRマルチプレイストーリーゲームなので、ちゃんと作品を体験してもらおうとするとメタ発言をするGM役とRPの手本を見せるPL役の2人を出展者側で用意する必要がある。今回は来てくれた人が大体TRPG/マダミス知ってる感じだったのでPL役を用意せずとも回せた。
あと知らない人と話す時にMPを消費する人間なので、NEUU(展示会場の団体)も良く知ってて弊サークルも良く知ってる先輩が仲介してくれたのは感謝しかない。
他の系統の展示会/即売会/コミュニティと比較して
XR映画祭関連の人が多くて、ストーリーテリングの文脈で話せるので普通のXR展示会よりは話しやすかったかな?という印象。プロデューサーやってる方とか引き出し多めで面白そうなコンテンツを沢山教えてくれた。
ゲームデザイン論とかも結構聞いてくれるし反応くれるので良かった。
VRTRPGのプレイヤーには最新作のゲームデザイン論までしか興味を持たれない印象を勝手に持っているが、今回は最新作の二段階先のゲームデザイン論を話しても理解を示して貰えたので楽しかった。
XR系の展示会はみんな違うことやっててフィードバックが得にくいのと、n回「事業にしないんですか?」「将来的なマネタイズは…」とか聞かれるのでちょっと困る。
実際TRPG即売会・コミュニティの方が気楽だけど、ゲーム開発者としての話はあまりできなかったりする。TRPGシナリオライターって別に正しいゲームデザイン組める訳じゃないしな…
やっぱりVRを使っていて、TRPGを知っていて、自作ゲームを1本作って遊ばせてくれて(近似ジャンルだと尚良い)、VRTRPGも遊んでくれた人(プレイ本数が多いほど良い)が一番話しやすい。そういう存在を崇め奉って生きて行こう…
事業の話とかになると
最低限考えてはいるが、そもそもclusterが商用利用・法人利用に慎重な立ち回りなので何とも言えない。
clusterが個人クリエイターを飼ってくれるのを待つか、VRTRPG用のプラットフォームアプリを作ってくれそうなゲーム会社を見つけるか???
とはいえ別のVRSNSに移行する気はあまりない。焦る必要は無いので。
現状他にVR専用TRPGを作れている人間がいないというのもあるが、ゲームデザインとノウハウの蓄積で相当な優位性を持っている訳で。無理にバズらせずにあと1.2年は好き勝手にモノ作ってようかなという気持ち。
まぁでもそこらへんでちょっと面白い話もできたので満足。
VRTRPGは物語の流れに大きく左右されるので進行接続が相当面倒で、誰かのTRPGシナリオをVR化するとかはよほど面白くない限りやりたくないのだが、VRマダミスは流れもある程度決まっているし、拡張性も確保した完璧な仕様と基盤ギミックを作ったのでコラボしやすい。だから商業的に可能性があるのはVRマダミスですよねというと納得してもらえる。
おわりに
ちょっと背伸びして買ったイベントごと用の秋服が馴染んできて嬉しかったねというのが今日のハイライト
しばらくIVRCとかXRCとか登壇イベントとかで社会的側面を強く持たなければいけないのが大変だけど、今回は想像より楽しかったので良かった~