音楽がライフワークになるように。
早くも年の瀬。
この歳になると、本当にあっという間だな、という感じだ。
去年もnoteに記したのだが、大学時代は年末にバンド合宿をしていたこともあり、クリスマスが終わって正月ムードが本格化すると、あんな曲を作ったな、こんな曲を作ったな、なんてことを思い出す。
先日リリースした「NO VISUAL, NO LIFE〜GIANT KILLING〜」の特典音源としてレコーディングした「オナジソラノシタ」も、このバンド合宿中に制作した楽曲のひとつ。
持ち込んだPCでメロディとギターのコード進行のみをMIDIで打ち込んだものを聞きながら、その場で各パートのアレンジを組み立てていった。
結局、18年かかってしまったが、あの頃出来なかった音源化が実現して、青春時代の心残りがひとつ解消できたな、と救われた思いだ。
今思えば、安眠妨害水族館というブログを立ち上げたのは、音楽活動の代替行為だったのだろう。
ゆるい活動しかしていなかったとはいえ、ずっと好きでいた音楽のフィールドに片足を突っ込むということは、とても特別な出来事だった。
技術を磨くよりも、曲を作ることにステータスを全振りしてしまったため、"毎回違う曲をやる下手なバンド"で終わってしまったが、何かをきっかけにステップアップするという夢がなかったかと言えば嘘になる。
ある種、その日は訪れなかったな、という諦めの中で就職活動と同時にスタートさせたのが、少しでも音楽と繋がっていたくてはじめたレビューブログだった。
紆余曲折あったが、年が明けて18年目に突入する。
音楽に触れることがライフワークになるように。
その目的は達せられたのかな、とは思うのだが、まさか、ブログを続けたことによって、また音楽活動をはじめることになるとは、さすがに想像していなかった。
曲を作って公開するという行為としては、18年という歳月は、あまりに時間がかかり過ぎたのかもしれないが、独りよがりではなく、ブログが繋いでくれた縁でこれが実現できたことに意味があるはず。
ブログで出来た人脈があっての今である、という考えに立てば、もはやブログは代替品ではなく、アイデンティティそのものだとも言える。
さっきから何の話をしているかというと、「我慢に代わる私の選択肢」というnoteのお題。
音楽を我慢する代わりにブログをはじめ、遠回りしても目的に辿り着けたというエピソードでなんとかこなせるのではないかと思って書き綴ってみたのだが、どうにもしっくりこないな。
2021年最後の記事だし、綺麗にまとめたかったのだが、まだまだブロガーとしても精進が必要ということか。
我慢と言えば、年末のバンド合宿、後輩にカップヌードルを買ってきてもらったことがあった。
しかし、お湯が入っているように見えるのに、どうも湯気が立っていない。
聞いてみると、「ポットのお湯が切れていたので、水を入れてきました!」とのこと。
我慢をして、麺がまったくほぐれない冷たいラーメンを食べるべきか、潔く食べるのを諦めるべきか……
迷いに迷ったが、レンジでチンすることで、それなりに食べられるものになった。
改めて、これが「我慢に代わる私の選択肢」だということで、どうかひとつ。
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