見出し画像

明日にはすべてが終わるとして

長年頭痛とは付き合ってきたが、それでもヤツはいうことをきかない。
昨日の記憶といえば
逃げるように眠りについた事くらいだ。

同居人が帰る音でさっきやっと目が覚め、
目の奥の微かな痛みの残像と共にここ数週間を振り返ってみた。


暗い部屋の中、枕元に放ってあったイヤホンを繋ぎ直し曲を流す…

換気扇

逆撫でロマンスは新曲を上げた。
約1年ぶりのリリ〜スになった。

協力してくれたのはつじほんま、2人とも学生時代からの友達。
(つじに関してはそれにとどまらないが)

早朝の渋谷でデカい鼻がカメラに映り込まないか不安なつじ

つじは『獄鵬黄醤』というライブでも作家に入ってもらってる。
(次回:11/12 18:00〜19:00)

この後夕方まで踊る鉄人

ほんまはSNSで今日もめちゃくちゃ踊ってる。
たまにすごいデカいステージで踊ったりする。

そんな2人が曲を盛り上げてくれた。

M-1

予選最終日だったらしい。
10/6。

Youtubeに動画が上がっている。
相方が完全にトランスしていたのは
見てお気づきになっただろうか。

ネタ終わりにこう言われた
「オマエが、オレが投げたマイクを目で追うアドリブところで火がついたわ」
意味がわからない。そんなことはしていない。
それは多分、過去のネタ合わせでやったやつだ。

相方は賞レースとは思えないほど伸び伸びやっていた。
後半彼は「オレギター好きやねん」と言っている。知るか。

まあ1回戦は無事に通過できたので良かった。



…イヤホンから流れてきた曲はとても幻想的だった。

右側からうっすらと聞こえるクリーントーンのアルペジオは曲が進むにつれて
チューニングがずれていく。

表題である“歪んだ世界”を演奏で表現しているのかと考えると、
少し、音楽を知れた気がして誇らしくなった。

曲は終わり、また次の知らない曲へ。

またしても不安定な曲調で、チューニングはずれているように感じた。

先ほどの誇りに思ったことを恥じた。
イヤホンが壊れているだけだったからだ。

ここから先は

248字

¥ 300

頂いたサポートはバンド練習の時のスタジオ代、機材代、のちのレコーディング代、ライブハウス代に使わせていただきます。