【ワーホリ】マッチングアプリで出会った癖が強いドラゴンボール
こんにちは!サカナです!
オーストラリアでのワーホリ中、マッチングアプリを使って現地のオーストラリア人とデートしていた私ですが、実はやばい人にも出会いました。
今日はそんな私が出会った癖が強いヤバイ人をご紹介します!
今では笑い話なので軽く読んでくださいね~
Hingeでマッチングしたムキムキの男
マッチングアプリHinge(ヒンジ)を使い始めて1週間ほど経ったある日、一人の男性とマッチしました。
プロフィールには上半身ムキムキの写真とキメキメの写真が載せられていました。
ムキムキ筋肉マンが大好きな私はすぐにイイネを返し、無事にマッチング成立。
30分も経たない内にすぐ返事が来ました。
学校の授業も終わって家に帰ってくつろいでいた私は、何も深く考えず軽~く彼とのメッセージを始めたのでした。
これ以降あだ名を「ドラゴンボール」とします。
(ちなみにこのあだ名の理由は後で分かるのでお楽しみに…)
マッチしたその日に会うことに
メッセージのやり取りを始めて何通か当たり障りのない日常会話をしていました。
そんな中、突然ドラゴンボールから「今なにしているの?」と聞かれました。
サカナ :「学校終わって今は家でくつろいでるよ~」
ドラゴンボール:「今から会わない?」
サカナ :「え?今から?!?!」
ドラゴンボール:「いっしょに映画見ようよ」
サカナ :「いや、さすがに始めて会うのに家は行けないわ~」
ドラゴンボール:「じゃあ外で話そうよ?家の前にきれいな公園あるし」
サカナ :「ん~、外ならいいかなぁ」
ドラゴンボール:「疲れたら僕の部屋に来ればいいしさ!」
サカナ :「いや、家は行かないけどね」
と、こんな流れで急遽会うことになりました。
海外でマッチングアプリを使って会うのは初めてだったので、昼間に会うことと家には行かないという条件を心に決めた上で、会うことを了承しました。
公園のベンチで初めてのデート
待ち合わせはお互いが住んでいる場所から中間の地点。
徒歩で10分くらいの場所でした。
初めてだったのでめっちゃ緊張して、行く前は服とか化粧とか頑張ったものです。
会ってみて、最初の第一印象は・・・
「身長小さい」
すごく失礼で申し訳ないんですけどね。
海外だと長身の男性が多くてこちらも期待してしまうわけです。
そんなこんなで初めて会いまして、最初は緊張したんですが話していく内にだんだんと打ち解けていきました。
公園のベンチでずっと話してたんですけどね、これが思ったより雰囲気良かったです。
オーストラリアの公園は緑も多くて面積も広いんですよね。
ベンチに座りながら、公園を散歩している人を見ながら、会話を楽しんでいました。
まだまだ英語環境に慣れていない私に、ドラゴンボールはゆっくり話してくれたし、分からない単語は意味を教えてくれたり、英語を勉強している私をすごく応援してくれました。
実は彼も子供の時に海外から移民でオーストラリアに来たそうで、英語は第二言語として習得したそうです。
英語を勉強する大変さを知っているからこその優しさと厳しさがありました。
ちなみにどこ出身かは忘れましたが、たしかヨーロッパのマイナーな国でした。
ルーマニアとかそっち方面だったと思います。
(ごめんなさい、本当に覚えていません)
話は普通に楽しかったし、何より私の英語も一生懸命聞いてくれて教えてくれるのが嬉しかったですね。
家に誘われる
そんな感じで公園でお話ししていた私たち。
だんだんとイチャイチャモードになってきました。
話も楽しかったしなんだかまんざらでもなくなってきた私。
(単純ですね)
ドラゴンボール:「暗くなってきたし、ちょっと家寄っていく?」
サカナ :「いや、家はさすがに・・・」
ドラゴンボール:「映画だけ見て帰ればいいんじゃない?」
サカナ :「ん~。そうやね~。」
単純な私、すぐにOKしてしまいました。
ベットで映画を見る
家に着いた私。
シェアハウスのようでそのまま部屋に通されました。
部屋はベッドとクローゼット、小さい冷蔵庫とこじんまりとした部屋でした。
座るとこがベッドしかないのでベッドに座る私。
映画を探すドラゴンボール。
自然とベッドに寝そべって映画を見ることになりました。
ドラゴンボールはなぜか上半身裸になりました。
(きっと体に自信があるから見せたかったんですね)
映画を見始めた私たち。
ドラゴンボール:「腕枕するよ、おいで」
サカナ :「・・・。はーい」
単純な私は、ムキムキの体を見てまんざらではなくなりました。
お言葉に甘えて、(拒否することなく)腕枕をされました。
やっぱり男性の体に触れるのは嬉しいものですね。
映画が面白くて真剣に見る私たち。
映画が終わると感想を言い合いながら少しおしゃべり。
・
・
・
(サカナ心の声)
これはくるな。
・
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・
はい、キスからのハグ、からのセックス。
会って初日にコトを致してしまいました。
(お母さん、ごめんなさい)
その日は遅くならないうちにお家に帰りました。(エライ)
翌日も遊ぶことに
次の日がお休みだったこともあって、また翌日遊ぶことになりました。
ムキムキのドラゴンボールは毎日ジム3時間が日課らしく、翌日もジムの後に迎えに来てくれました。
デートっぽく、ランチを食べた後ビーチに行きました。
海には入らず海を眺めながらビーチでゆったり。
ムキムキのドラゴンボールは脱ぎたそうでしたが、今日は水着じゃないからと断念していました。
ビーチの近くに懸垂とか鉄棒とか、トレーニングできる場所があり、ムキムキの男性たちが上半身裸で鍛えていました。
それを見たドラゴンボール、「俺はあれよりもっとできる」と私にアピール。
ん?と思いましたが、「そっか~」と華麗にスルー。
なんだかいい雰囲気だったのでその日もそのままドラゴンボールの家へ。
交際を申し出される
ドラゴンボールの家の近くまで歩いている途中、突然。
ドラゴンボール:「僕と付き合わない?」
サカナ :「え?」
(サカナ心の声)
いやいや、出会ってまだ2日目ですよ?
ムキムキやし優しいけど、顔はそこまで好みじゃないしな~。
サカナ :「さすがに出会って2日目だし返事はできないよ・・・」
ドラゴンボール:「わかった。じゃあ返事待ってるね!」
(サカナ心の声)
え、まじで付き合うのか?
外国人と付き合うの憧れてたし付き合ってみるのもありなのかな…。
とりあえず返事は保留にして、彼の部屋へと向かったのでした。
部屋で地雷を見つける
部屋に着くと、またベッドの上でのんびりくつろいでいました。
ふと上を見上げると、棚の上にやたらデカいドラゴンボールが2体立っていました。
サカナ :「ドラゴンボール好きなん?」
ドラゴンボール:「うん、もう好きを超えてリスペクトしてる。」
(サカナ心の声)
リスペクト?!
これはもしかしたら地雷・・・?!
やばいやつちゃう???
ドラゴンボール:「ちなみにこのキーケースもドラゴンボールだよ」
(ドラゴンボールグッズをひたすら紹介してくれた)
ドラゴンボール:「ドラゴンボールになりたいんだよね」
サカナ :「ふぁっ?!?!?!?!?!」
そうなのです。
この男、ドラゴンボールが大好きすぎてドラゴンボールに憧れるオタクだったのです。
そして、もう一つ分かったことがありました。
サカナ :「そういえば仕事は何してるん?」
ドラゴンボール:「現場代理人とモデル」
サカナ :「モデル?!?!?!」
ドラゴンボール:「写真見る?」
と言いながら、小さなアルバムを取り出してきたドラゴンボール。
「これだよ」と言いながら見せてきた写真。
そこには、ボクサーパンツの広告のような上半身裸に白のボクサーパンツで決めているドラゴンボールがいました。
ドラゴンボール:「モデルをしてみたくて自分で依頼したんだ。」
(サカナ心の声)
まじか。ガチやん。
めちゃくちゃキメてるやん。
めちゃくちゃ自分のこと好きやん。
こうしてドラゴンボールの地雷を踏んでしまったわたし。
ドラゴンボールに対してドン引きするものの、ドラゴンボールとの時間を楽しんだのでした。
返事を催促される
その日はそのままお泊まりして、翌日はランチを一緒に食べた後解散しました。
3日間続けて一緒にいた私とドラゴンボール。
(お互いめっちゃ暇かよ)
解散した後、ドラゴンボールは日課のジム(3時間)に行きました。
ジムの後、ドラゴンボールから電話がかかってきました。
ドラゴンボール:「ベイビー、返事は考えてくれた?」
サカナ :「(やばい、すっかり忘れてた)なんの返事?(すっとぼけ)」
ドラゴンボール:「僕の彼女になってくれるか考えてくれた?」
サカナ :「あ、そうだよね・・・。実はまだ決められなくて」
ドラゴンボール:「そうか。じゃあとりあえず付き合ってみよう?ダメなら言ってくれればいいしさ」
サカナ :「ん~。(とりあえずならいいか)わかった!」
ドラゴンボール:「よかった。ありがとう!よろしくね!」
こうして私は、アプリで出会って3日目で付き合うことになったのです。
付き合って分かったこいつヤバイ奴疑惑
お付き合いを開始した翌日、わたしはいつも通り学校に行きました。
朝はぎりぎりまで寝て、ぎりぎりに学校に行くスタイルの私。
ドラゴンボールから朝メッセージが来ていたこともすっかり忘れていました。
授業が始まって、お昼の休憩に入る前あたり。
お昼の時間を楽しみに先生の話を聞いていた時でした。
突然、私の携帯のバイブレーションが発動。
<ドラゴンボールからの着信>
(サカナ心の声)
まさかの電話?!授業中やで?!
普通に授業中なのでドラゴンボールの電話はそのまま無視していました。
そうすると電話が止まった後、ドラゴンボールからメッセージが来ました。
ドラゴンボール:「ベイビー、なんで電話とらないの?メッセージも未読だし」
(サカナ心の声)
やばー。なんかめっちゃ怒ってるやん。
なんかしたっけ?
そうして、朝から未読だったメッセージを開いたわたし。
早朝に「おはよう、ベイビー」とメッセージが来ていました。
これに返事しなかったのがまずかったのかな・・・そう思っていると。
メッセージが既読になった途端、すぐにドラゴンボールからメッセージが!
ドラゴンボール:「どうして朝返事をくれなかったの?」
ドラゴンボール:「Whatsapp(メッセージ交換アプリ)はオンラインだったのに、僕のメッセージは返してくれないんだね。やましいことでもあるの?」
(サカナ心の声)
ふぁっ?!?!?!?!?!?
本当に言っていることがよく分からなくて困惑した私。
サカナ :「今授業中だからあとですぐメッセージするね!」
ドラゴンボール:「君の気持はわかったよ。もういい」
サカナ :「ん???とにかく後でメッセージするね!」
(サカナ心の声)
もしかしてこいつまじでヤバイ奴かもしれない。
こうして危険なにおいを察しながら昼休みに入ったのでした。
驚愕のメンヘラボーイ
お昼休みにもう一度ドラゴンボールのメッセージを確認。
<ドラゴンボールの言い分>
朝わたしにメッセージを送ったけど未読。
でもわたしのWhatsappはオンラインになっていた。
ドラゴンボールには返事を返さず、別の人にはメッセージしていたと考える。
=やましいことがある、僕のことは好きじゃない。
<Whatsappとは>
日本でいうLINEみたいなアプリで、海外ではよく使われているアプリ。
このアプリの特徴は、アプリを開いている時は「オンライン」と表示され、いつ最後にアプリを開いたのかその「時間」まで表示されているというもの。
まだまだWhatsappを使い慣れていなかった私はこの時にこの機能を知ったのでした。
いろいろ考えて恐怖が勝る
どんな思考回路でドラゴンボールが私のことを責めているのかをもう一度振り返って考えてみました。
(サカナ心の声)
いや、こいつヤバイわ。
言っていることが極端やし、アプリの最終閲覧時間までチェックしてるし。
いや、もうストーカーやん?
やってることも怖いし、言うてることも怖いし、もういろいろ無理。
好きとかいう感情が一気になくなって、ただただ「怖い、気持ち悪い」と思った。
立て続けにメッセージがくる
お昼休みの短い時間では解決できないと思った私は、とりあえず学校が終わってから会って話そうと思いました。
サカナ :「わたしが学校終わったら少し会える?」
ドラゴンボール:「なんで?」
サカナ :「なんか誤解されてると思って。メッセージじゃ上手く伝わらないと思うし、会って話したい。」
ドラゴンボール:「会って何話すの?別れたいの?それを言うため?」
サカナ :「とりあえず会って話そう?」
ドラゴンボール:「もういいよ。もう他に男がいるんでしょ。」
(サカナ心の声)
これじゃまじで埒が明かない。
ほんとに地雷じゃん。
そのあと、私は午後の授業があったので、ドラゴンボールに返事を返さずにいました。
そして、ふと気が付くとドラゴンボールからのメッセージは10件。
お金を払って勉強しているので、しっかり授業は聞きたいわたし。
ドラゴンボールの激しいメッセージ攻撃を無視し、授業に集中していました。
止まらないメンヘラ攻撃
授業が終わって家に帰る途中。
ドラゴンボールのメッセージ読んでいました。
内容は変わらず、
ドラゴンボール:「どうして返事くれないの?」
「もう他の男がいるんだね」
「そんなビッチだと思わなかった」
「こんあ終わり方なんだ、ひどい」
(サカナ心の声)
やばい、やばい、やばい。
なんか一気にエスカレートしてないか?
被害妄想がすごい。
部屋に着いて、落ち着いて返事を返そうとしていた私。
その間もドラゴンボールからのメッセージは止まらなかった。
サカナ :「今家に帰ってきたよ。今日会って話せるかな?」
ドラゴンボール:「会って何を話すの?話したいことって何?」
サカナ :「言葉だけじゃ伝わらないと思うし、会って話した方が誤解を解けると思うから。」
ドラゴンボール:「誤解ってなに?」
サカナ :「いや、それを会って話したいんだよ。無理かな?」
ドラゴンボール:「今からジム行くから時間ない」
サカナ :「ジムの後でもいいし、ちょっと寄ってくれない?」
ドラゴンボール:「時間ない。」
サカナ :「じゃあ今少しだけ電話できる?」
電話で話し合ってみた
<ドラゴンボールからの着信>
サカナ :「もしもし。ごめんね、今電話大丈夫だった?」
ドラゴンボール:「まぁ今からジム行くし時間ないけど。」
(サカナ心の声)
めっちゃ怒ってますやん。
これはまじで慎重に言葉を選ばないと危険な予感がするわ。
サカナ :「今朝おはようのメッセージに返事しなくてごめんね。メッセージ来ているのは分かったんだけど、朝は時間なくて返事返す余裕がなかったんだ。」
ドラゴンボール:「おはようくらいすぐ返せるじゃん。他の男には返事するのに僕にはおはようの返事さえできないなんて都合いいよね。」
サカナ :「他に男がいるなんていつ言った?勝手に決めつけるなんて、そっちの方がひどいよ。ちゃんと私の話も聞いてよ。」
ドラゴンボール:「何を聞けばいいの?この言い訳?」
サカナ :「言い訳じゃないよ。ちゃんと説明してるんじゃん。」
ドラゴンボール:「僕のこと好きって言ってくれてたのに、嘘だったんだね。」
(サカナ心の声)
何を言ってもダメだ。
穏便に関係を切らないと。
サカナ :「きっと私はあなたに合う彼女にはなれないよ。私はそんなに頻繁にメッセージを返したりマメに連絡できないし。きっと私の他にもっといい人がいるよ。傷つけるつもりじゃなかったけど、結果的に傷つけてしまってごめんなさい。」
ドラゴンボール:「○▼※△☆▲※◎★●・・・・・・・・・・・・・!?」
<ツーツーツー>
(サカナ心の声)
すごいめっちゃ怒鳴られて電話切られたんだけど。
ん?理解が追いついていかないぞ?
・
・
・
はぁーーーーーーーーーーーー?!
いや、なんで私こんなにキレられたん?!
いやいや、キレるのはこっちやろ。
まぁ、最後なに言うてるか一切分からんかったけど。
なんか「ビッチ」言うてたしめっちゃ罵られたんやろうな。
くっそう。やりきれん。腹立つ!!!
と、こんな感じでドラゴンボールとの謎の数日間はあっけなく幕を閉じたのでした。
ドラゴンボールはマジで地雷だった
話している間もやたら地雷はあるなと感じていたけど、「ムキムキの外国人」というだけで浮かれ切っていました。
これは本当に反省。
最後は一方的にキレられて終わったけど、その後もドラゴンボールからの連絡はなく何事もなかったかのように終わりました。
海外だしなんか変なことになって大事になったらどうしようとか心配したけど、何も危険なことは起こらなかったので良かったです。
ドラゴンボールはまじで地雷だった。
海外にもこんな頭おかしい人いるんだなぁと改めて実感。
友達にこのドラゴンボールの話をするとめっちゃ爆笑してたので、ついついブログでも書いてしまいました。
顔写真とかメッセージとか全部いろいろ載せて共有したいと思うくらい、癖の強い人でしたね。
オーストラリアでのワーホリ滞在2ヵ月目くらいでこれを経験しています。
そりゃ精神的にも強くなるわな。
という感じで、サカナのおもしろ男性日記でした。