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2023年4月米国CPI +4.9% コアCPI +5.5%
2023年5月10日に、アメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されました。以下は主な結果です。
CPIの前年比: +4.9%
コアCPI(食品とエネルギーを除く指数)の前年比: +5.5%
今年の3月までCPIの前月比は減少傾向にありましたが、4月に増加しました。この増加の主な要因は、ガソリン価格と中古車・トラックの価格の上昇です。
各カテゴリの年率と3か月平均の年率換算したものを下図に示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1683760578578-Fj5wa0thXk.png?width=800)
食料品は直近マイナスに転じています。外食は減少していますが、まだ高い水準です。日用品やアパレルは、発表された数値よりも直近は増加している傾向があります。一方、住居に関しては発表値よりさらに鈍化傾向が見られます。
なお、航空運賃は1月に特に高かったため、3か月平均としてはやや大きな値が示されています。
下図はCPI、コアCPI、平均時給の上昇をグラフ化したものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1683751151059-5UKgTnsvKi.png?width=800)
2022年6月には物価が9.1%にまで上昇しましたが、その後、食品やエネルギー価格の下落により、賃金上昇とほぼ同水準まで下落しました。この下落は、より広範な人々の消費意欲を刺激し、外食や他のサービス業、日用品、アパレルなど手ごろな価格帯の商品の需要が高まる結果となりました。
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