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「エレベーター~性格不安定な僕とみよちゃんの物語~」あとがき・裏話

こちら、2020年8月31日にノベコレにて公開申請しました
「エレベーター(以下略)」のあとがき・裏話となります。
多少のネタバレがありますので、プレイ前の閲覧はご注意ください。
ただ、気楽に遊んでもらいたいゲーなので、そんなに語ることはないです。

0.御礼

拙作をプレイして頂いた全ての方へ、本当にありがとうございました。
幼少の頃からの夢だった「ゲームを作る人になる」を叶えられた
本作を遊んで頂き心からとても嬉しいです。
「少しでも良かった」「面白かった」と感じて頂ける部分があれば
作者冥利に尽きます。


1. 制作時のゴール設定

制作時に友人と決めたコンセプト・目標は
①ティラノゲームフェスに応募して、佳作を取る!
②とにかくキャッチーなものを目指す!
という感じです。

①は今年は佳作の設定がないようなのですが、
敢闘賞が同じ位置付けになるように見えます。
是非とも受賞したい!ところですが、結果発表はまだまだ先です。
どうなるかは神のみぞ知る、ですね。

ただ、もう②の方だけで個人的には大満足です。
ベストエンドなんて自分で作っておいて、
脳汁が出てるんじゃないか、というほどテンション爆上がりです。
というわけで②が圧倒的大勝利なので今作は無事にゴール達成です。
やったね。


2. 制作について

特にゲームシステムについて
相方と「ああでもないこうでもない」と話し合ったのは楽しかったです。
今までは「一人で勝手にシナリオを書き始める」というのが
いつも企画のスタートだったのでとても新鮮な経験でした。

色々とアイデアはあったのですが、
話していく中で徐々に今の形が定まっていきました。

①気になるアノ子とエレベーターに閉じ込められるという状況は
 「誰もが想像したことがあるキャッチ―な状況」から考えました。
 これはかなりあっさりと決まりました。
 昔からよく空想しましたからね。
 今エレベーターが止まったら? 今電車が止まったら? って。

②ゲームシステムは古き良きファミコンADVから借用しました。
 「さんまの名探偵」の感じをそのまま導入しようと思ったのですが、
 あまりユーザーフレンドリーでなかったので簡素化しました。
 プロトタイプでは制限時間付きのものとか、
 異世界に紛れ込むものとかいろいろありましたね。
 ボツになりましたけど、スクリプトの良い練習にはなりました。

③「性格」がコロコロ変わるという要素は
 元々サウンドノベル用のアイデアとして持っていたのですが、
 キャッチ―だし分岐に向いてるし実装のイメージもできたので、
 ここで使うことにしました。
 性格変化時の演出は「ファミコンっぽさ」と「見栄え」が
 両立できたものと感じており、個人的には気に入っています。

④プレイ時間は短くても最終的にはある程度の達成感が欲しいな、
 ということでラストは結婚式のシーンにすることにすぐに決まりました。
 「重要局面でのちょっとした言動で人生は大きく左右される」
 ということが表現できたような気がしていてこれも気に入っています。

⑤当初はコマンド選択に成功すると脱出できる、というつもりでしたが、
 閉じ込められたエレベータを自力で脱出するイメージが全く沸かず。
 友人たちとの会話の中でひょんなことから今の形に落ち着きました。
 一人ではアイデアに完全に行き詰っていた部分だったので、
 チーム制作の醍醐味がまさに味わえた瞬間で嬉しかったです。


3.今後について

元々本作は「1作目はアイデア重視であまり無理しない」
という前提で制作したものになります。
ということですので、是非また次回作も作りたいと思っています!

ただ、個人的な感覚としては
ビギナーズラックというか、割とまぐれ的に面白いものができたので、
次回作は「エレベーター」より面白さが下がりそうな不安はあります。
色々気負って手が止まっても仕方ないので、また適当に作るようにします。

想像以上にゲーム制作~公開は面白かったので、
何もなければ今後も継続してやっていきたいな、と今は思っていますので、
是非また何か完成したら遊んでもらえると嬉しいです。

以上、富井サカナでした。

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