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今週の台所・お好み焼き

畑でキャベツを育てていた。青々としたキャベツが小さな球体になっていて、よく味噌汁に入れていた。でもずっと食べていると、さすがに違う食べ方をしたくなる。

ある日冷蔵庫にあったのは、刺し身として食べるには少し遅いたこ。そうだ、あのキャベツと一緒にお好み焼きにしてみよう、とその日の夕方試してみた。

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たねのほうは、がしがしとキャベツを切って、卵を入れ、小麦粉を様子を見ながら足していく。そしてたねを準備している間に、少量のお湯を沸騰させてかつお節でだしをとり、そのだしをたねに加えた。最後に何か足りないと、山芋をすることを思い出し、醤油をちょっと混ぜ、紅生姜を多めに足してみた。

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卵1個で、小さめと大きめのお好み焼きが1つずつ。お好み焼きに味噌汁を足せば、ちょうどよい夕食だった。青々としているから普通のキャベツより固く、だいぶ癖のあるお好み焼きではあったけれど…。あと写真が暗すぎるのと、軽く焦げているのが残念!

こんなに簡単にできるんだ! というのが食べながら感じたこと。だれかと一緒に作った場合を除いて、1人でお好み焼きを作ったのは数回目だと思う(ちなみに東の方の出身です)。これまで、お好み焼きは粉、山芋などの配合がなんだか難しそうで、好きだけど自分では積極的に作らないものだった。

でも今回、いろんなことは脇においてとりあえず作ってみた。すると思いのほか簡単で、ああ、これだったら毎日作れるな、と食べながら思えた。味や「お好み焼きっぽさ」など、気になりがちな要素が気にならないよう、多めに紅生姜を入れたのだけど、それがうまくいった気がする…。ほっ。

この日から、お好み焼きにはまっている。ある日は、山芋があると思ったらなくて、でもキャベツの千切りは準備してしまったので、里芋で挑戦。

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以前、じゃがいものポタージュを作ったのだけど、そのときレシピがじゃがいもと一緒に里芋も入れてミキサーでかくはんするレシピで、そのポタージュがとろとろでおいしかった。そこで今回は、里芋をだし汁で茹て柔らかくしてかくはんし、お好み焼きの材料に加えてみた。ニラがあったので、ニラも一緒に。

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今は山芋で作ったお好み焼きの味を思い出せないので、直接の比較はしがたい。だけど里芋バージョンは、里芋のおやきの味を少し思い出させるような、ほっとする味だった。

いろんな要素が積み重なって、お好み焼きにはまっているなと思う。お好み焼きがもともと好きで、キャベツの千切りにはまっていて(無心になれる)、お好み焼きがほんとうに「おこのみ」焼きで自由度が高くて作るのが楽しくて、そして作りやすくて。さらにこのほっとする味が癖になって、おいしくてまた食べたくなるという…。しばらくは作り続けそうな予感。

ちなみに、お好み焼きの投稿ということで、新生姜があったのでせっかくなので紅生姜も作ってみた。

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紅生姜を作るなんて考えたこともなかったのですが、調べてみると思いのほか簡単で、おいしくて感動しています。

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