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今週の台所・フライパンとお弁当

数週間前、1週間分の弁当の副菜を作って冷凍保存しておき、毎日少しずつ詰めるようにしていた。

そして数週間前、その話を英会話講師にしたとき「それじゃあ新鮮じゃないよ。毎日といわずとも数日分作ったり、もしくはご飯の残りをランチに入れるよう、僕の国ではしてるよ」と言われた。

マイニチツクルナンテ、カンガエラレナイ。そう思って、右から左に聞き流そうとしたが、気づけばしばらく「フレッシュ」という単語がずっと頭に残っていた。ある朝、「そうか、わかった、作ろうじゃないか」と思い立った。それまで弁当は毎日前日に作っていたけど、毎日その日の朝、ごはんを炊き、おかずも作った。振り返ると、大変だったけど弁当が楽しみになった1週間だった。今週はその話を書いてみよう。

仕組みは至極シンプル。フライパン1つでできるものを作って、そこにトマト、ぬか漬け、酢漬けの野菜を足す形だ。初日の月曜は、塩を振って冷凍しておいた魚を自然解凍して、軽く油をひいたフライパンで蒸し焼きみたいにした。魚の隣では、レンコンと人参を炒めた。

火曜は、鶏肉の塩麴とキャベツを蒸し炒めみたいな感じに。

酢漬けとぬか漬けがあると、便利なんだと学んだ。ぬか床は作るのは面倒だけど、一旦作れば弁当の一品が手軽に漬けとくだけでできる。酢漬けは、野菜も摂れつつ、全体に「酸っぱさ」という味の変化を生み出してくれていい。

野菜と肉の組み合わせ楽でボリュームがあっていいなと、水曜は 豚肉とかぼちゃ炒め。

軽く塩を振るだけで、かぼちゃの甘みがでていい。レンコンは前日炒めてたのを合わせた形。

同じパターンで、木曜は豚と豆腐とかいわれ。いただきもののうどんにめんつゆがついてて、それで合わせた。


豆腐がめっちゃ潰れてますが…。

このめんつゆとお肉の組み合わせがおいしくて、翌日も同じ形。今度はれんこんときのこも一緒に。

ちなみに、汁ものも結構ポイントだなと思った。今週気付いたのは、かぼちゃ、さつまいも、キャベツなど甘みが出るものや、トマトのように全体の味を大きく変える何かしら入れると便利だなということ。頭を使って糖分を欲しているのか、かぼちゃやさつまいものお味噌汁は甘みがあってほっとした。そしてトマトがあると、トマトを丸ごといれるだけでそれっぽいスープが簡単にできる。

振り返ると、ワンパターンだ。カブの酢漬けとトマトと人参のぬか漬けは、ほぼほぼ毎日である。でも、ご飯も朝詰めたもの、お弁当もその日に作ったもの、それだけで結構意味があった。前日に詰めると、ご飯はどうもかたくなって柔らかいごはんをときどき食べたくなった(レンジを使わないので、多分なおそう感じてしまうのだと思う)。そして今週は毎日、弁当箱を開けるのが前より楽しみだった。今日はめんつゆのやつだ、甘くておいしいさつまいもの味噌汁だという風に、昼12時に対する期待感が前よりも上がった。

来週も同じことを繰り返すかといわれると、疑問だ。ワンパターンすぎて、飽きる瞬間が来るだろう。それに朝作るのは、少し緊張する。時間を気にしながら、まずい!! と時間を過ごすのは心臓にあまりよくない。でも、おいしかったなぁ、パカッと弁当箱開ける時間が楽しみだったなぁと思い出す。

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