見出し画像

スクラムフェス大阪 | Scrum Fest Osaka 2021 に参加しました

はじめに

こんにちは!motikomaです。最近、飼い猫の「梅ちゃん」が赤ワインをぶちまけまして、部屋の壁が大変なことになりました(でも、カワイイから許す)。よろしくおねがいします。

今回は「スクラムフェス大阪 | Scrum Fest Osaka 2021」に参加してきましたので、参加後のふりかえりも兼ねて記事を書こうと思います。

画像1

参加のきっかけ

スクラムフェス大阪の存在は知っていましたが、これまでは開催後のスライドを見るだけで実際にリアルタイムで参加したことはありませんでした。今回も「申し込もうかなあ...どうしようかなあ」と思っていたときに、「金沢トラック」が存在することを知りました。金沢在住の民として何かしら関わりたいなと思い、参加することにしました。また、最近自チームでもモブプロを試しており、チームバーサーカーズの話を聞いてみたいと思ったのもきっかけの一つです。

参加してみた感想

スクラムフェス大阪はフェスなのでお祭り感がありました。Day1のOpeningの時点で既に面白くてDiscordの盛り上がり具合がすごかったですw
今回はピックアップして感想を書いてみます。

Keynote: 誰も嫌な思いをしない変化 / Mitsuyuki Shiibaさん

冒頭で「スクラムやってる?」という問いかけがあり、Shiibaさん自身は「10年間いろいろなチームでスクラムをやってきたけど、ちゃんとできたことはなかった」と。ただ、「スクラムをやろうとしていて前に進むための選択をし続けているなら、それはもうスクラムと言ってしまってもいいんじゃないかと考えている」という話がありました。

自分もこれまでに何度かスクラムに取り組んできましたが、それぞれの現場で体制やプロセスは異なり、「自信を持ってスクラムやってますと言えるのか?」という気持ちは何度も抱いてきました...。今回、Shiibaさんの話を聞いて「あー、自分もスクラムをやってるよ!って言っていいんだなあ」という、ちょっとホッとした気持ちになりました。今回の発表の中には泥臭く現場で試行錯誤しているという内容もいくつかあり、共感された方々は結構いるんじゃないかなと思っていたりします。

チームのサポートを進める際に自身の中に「誰も嫌な思いをしない」というミッションがあったそうです。このミッションを達成するために考えていたことを語っていただきました。

・相手に期待をしないで、できることを見るようになった
・相手の気持ちを想像しないで、言葉や行動を見るようになった
・相手の気持ちに向き合わないで、寄り添うようになった

昔と今で上記のように変わったという話が出てきたのですが、良い問いをいただいた気分です。自分を振り返ると常に体現できているわけではないという自覚があり、まだまだ修行が足りないなと思っています(でも、まずは意識はしているという自分自身を認めたいと思います!)

「誰も嫌な思いをしない変化」とは「もともとその人の持っているチカラを引き出すこと」という話が続きます。最後に「誰も嫌な思いをしない」という言葉には「自分」も含まれるという話がありました。自分自身の気持ちを認めつつ、自分の行動を変えることができればいいのではないかと。

自分も嫌な思いをしないようにしたいという話はとてもエモくて素敵でした。自分自身の気持ちを無視すると心が死んでいくと思うのですが、それに対してどのように向かい合うのかというヒントを得られた気がしました。

めちゃくちゃいい話でした。生で聞けてよかったです。

Deep Dive Experts - 達人が見ている世界を覗いてみよう - / Takao Oyobeさん, kyon _mmさん, Mori Yuyaさん, Toshiharu Akimotoさん

ある分野で研鑽を重ねる達人同士が、お互いにインタビューをすることでお互いの思考を探るというセッションでした。普段から参考にさせてもらっている4人の方々が一体どんな世界を見ているんだろう?というのはとても気になっていたので、ワクワクして参加しました。

最初の問いは「スクラムとヨリを戻した時ってどんな時でしたか?」でした。それぞれがスクラムと出会ってから離れたり近づいたりしている話を聞くことができて面白かったです。なんとなく話を聞いて感じたのは「より良い状態に向かいたい」と思っているから、「スクラムが好き」というよりは「スクラムを試行錯誤しながら実践している人達のコミュニティが好き」という感じなのかなと。

付き合って、分かれて、ヨリを戻して、それぞれが適切な距離感を見つけているのが素敵だなと思いました。自分自身にとってスクラムはどういった存在なのか考えるきっかけになってよかったです。自分の場合は、付き合い始めて「あ、そんな感じなんだ」という発見がいくつかあり、「あー、やっぱいいなあ」と思ってる関係という感じでしょうか。きっと関係性は変わっていくんだなと思います。

チーム バーサーカーズ 〜狂戦士になれと言われた僕らの、がむしゃら1日スプリント / Yuki Misumiさん

1日スプリントに興味があって参加しました。「メンバーにアプリ開発の経験があまりない」「要求がまだふわっとしている」という状況において、1日単位で計画,開発,ふりかえりを進めていくという話は参考になりました。自分自身もPoCをしていた頃に1週間スプリントだとふりかえる間隔が遅すぎると思い、チームメンバーと相談してほぼ1日単位でふりかえりを進めていたのを思い出しました。

続いて、バーサーカーズが具体的にどのように状況を変えていったのかという話がありました。要求がふわっとしているのであればユーザーストーリーマッピングを実施するなど、チームとして主体的にプロダクト開発に臨んでいる姿勢がいいなあと思いました。アプリ開発の勉強タスクも進めつつ、モブプロを採用するなど、自分のチームに取り入れたら良さそうな話を聞くことができました。

まとめ

今回感想を書いたセッション以外も「面白かったり、悲しかったり、共感できたり」感情が揺れ動くセッションばかりでした(当日は聞いているだけでしたが非常に疲れましたw)リアルタイムに参加できなかったセッションについても録画を見ながらふりかえりたいと思います。

今回初めてスクラムフェス大阪に参加しましたが、参加して本当によかったです。なんというかコミュニティにパワーを貰えた感じがしました。

引き続き、より良い状態を目指してチームで頑張っていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?