【映画】『シック オブ マイセルフ』自己顕示欲を他者に向けない
承認欲求沼。
自身への注目度を最大限にするためなら嘘をつくし副作用が強い薬だって飲みまくる。
心配されジャンキー。
自分の葬式に参列者が多く集まるのをセックス中に想像して絶頂するのが笑えた。
注目されるためなら死んでも良いってどんな思考なんだ。
弱者を見せ物にするモデル事務所に所属したことを何度も友人に話し呆れられてるのに「他人の成功を喜べないなんておかしい！」と非難する主人公。
彼氏の成功を喜べなかったのは覚えてもいないらしい。
強烈なまでの視野狭窄。
自分こそ全て。
この映画を観て改めて思ったのは「自己顕示欲が他者に向いていると不幸になる」ということだ。
自己顕示は過去の己を越えるためにある！
つまり自己自己顕示欲！！
他者から承認を得ようとすると大なり小なり主人公のように狂っていく。
シグネの人生は行き詰まっていた。長年、競争関係にあった恋人のトーマスがアーティストとして脚光を浴びると、激しい嫉妬心と焦燥感に駆られたシグネは、自身が注目される「自分らしさ」を手に入れるため、ある違法薬物に手を出す。薬の副作用で入院することとなり、恋人からの関心を勝ち取ったシグネだったが、その欲望はますますエスカレートしていき――。
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