見出し画像

「農ある複業」への入り口

5月に行った田植えには、複業メンバー以外にもメンバーの家族・友人たちが数多く参加してくれました。今回はこの時参加した私の友人の言葉を借りながら、「農ある複業」の意味合いを考えてみたいと思います。

いくつになっても挑戦するということ

52歳、男性、建設・エンジニアリング会社勤務

まずはワークマンで田植えに適した長靴の購入から

初めて田植えに挑戦しました。休耕田を使って農業を復業、そして複業とするというコンセプトに惹かれました。佐久市が、東京から新幹線で1時間という、意気込んでいくほどではない距離もちょうどよい。まぶしい太陽が光を注ぐ一方で、谷あいを涼しい風がながれ、本当に気持ちの良い田植え日よりとなりました。最初は、泥に脚を奪われ転びそうになりましたが、次第に慣れて来ました。前日までに丹念に代かきされていたのもあって、順調に田植えをすることができました。是非私も一度は草取りで汗をかいて、収穫の時期を迎えたいと思います。

身体性の再発見が頭と心を鍛える

36歳、女性、コンサルティング会社勤務

側から見て何事もなく手植えを終えた翌日、彼女(中央ピンク)は全身筋肉痛でバッキバキになったそう

田んぼで苦戦しながら動く感覚、稲を植える感覚ははじめてで、新しい体験が楽しかったです。
自然のなかで植えることに集中するのが、普段と全く異なる身体・頭の使い方で、すごくリフレッシュになりました!
次の日はしっかり筋肉痛でしたが、凄く気分よく過ごせました。リフレッシュ度がわかります。
なにより、普段食べているお米がこうやって植えられて、育っていくんだなと、育ち途中や稲刈りが楽しみで、また伺いたいです!


人も、その体験も、景色の一部

52歳、女性、化粧品会社勤務

田んぼに足を踏み入れた途端、足をとられる・・・

都会で働いていると、なかなかない農作業とのご縁。今回も何かのご縁と思い、参加。ぬかるみに足をとられないよう、植えてる苗のラインがずれないよう、と自然と向き合うと、色んな悩みもどこかへ行っている(笑)。
蜘蛛も蛙も田んぼの景色の一部。川のせせらぎも、強い日差しも、土の匂いも山あいの空間の一部。体験とは、こういうことなのだ、と思い知った。
農機具の優秀さも初めて知った。温泉が至極気持ち良いのも、電車で飲むビールが至極ウマイのも農作業の後ならでは。
ひと苗がごはん茶碗一杯分らしい。収穫の喜びは、田んぼのお世話度に比例するんだろう。また来たいと思う&ご縁に感謝。

雑事を忘れ、ココロが整う

52歳、男性、金融関係勤務、高校時代は柔道部キャプテン

見事なポーズだが、柔道というよりは、相撲?

「田植えせん?!」
高校同期のさかもっちからこんなお誘いを受け、最初に頭に浮かんだのは「テレビのDASH村で見たような事を体験させてもらえるんかな。なんか楽しそう」という思いでした。
これ迄、実家(福岡)の親父が親戚から借りた畑での農作業を、お遊び程度に手伝ったことはあるものの、田植えは初体験。とてもワクワクした気持ちで参加させていただきました。
当日は天候にも恵まれ、またメンバーの皆さんによる事前のご準備と丁寧なご指導のお陰で、泥だらけになりながらも手植え作業を順調に進めることが出来ました。
また、作業中は日頃の雑事を忘れ、ただひたすらに苗を田んぼに植えることのみに集中できたので、作業終了時には非常にココロが整った気持ちになったことを覚えています。
地元の食材を使ったお弁当やお味噌汁も大変美味しく頂き、その後は当初予定していなかった川遊びまで堪能でき、非常に充実した一日を過ごすことが出来ました。
今後も機会を見つけて、この取り組みに参加させていただきたいと考えております。

去年は自分のことで精一杯でしたが、こうやって巻き込んだ友人が色々感じてくれる、こういう場に自分がいるんだということを、とてもありがたく思います。
複業仲間の一人一人、そして、内山という場に感謝!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?