乃木坂46「命は美しい」の魅力(#001)

ここでは乃木坂46の11thシングル「命は美しい」の魅力について語りたいと思う。

この曲の良さは「やっぱり命は美しい。死んじゃダメだ。」と思わせてくれるところにあると思う。

私がそう思ったのは、なんでこんな辛いことの方が多い世の中に生まれてきたのだ。生まれてこなければよかった。」と思うことが最近あったからである。まあCOVID-19のせいなんですが。

あのとき、本当に生きたくなくなった。かといって、これから死ぬのは嫌だとも思った。だから、そもそもこの世に生まれてこなければよかった、そもそも存在することがなければよかった。先祖のバカヤロー。そう思うレベルだった。

そんなとき、2017年の乃木坂46東京ドームライブのYouTube無料配信でこの曲を聴いた。すると、不思議な感覚に見舞われた。その感覚が先述の「やっぱり命は美しい。死んじゃダメだ。」と思わせる感覚だ。

この曲は「命は美しい」という曲名ながらも、歌詞の中ではなぜ命は美しいのか具体的には語られていない。しかし、なぜか「命は美しいんだな」と思わされる。Bメロで遠回しに死にたいと思うときの心の声を表現し、サビで理由はないけど命は美しいという流れが問題提起⇒解決のような流れになっているせいなのかもしれない。それでも「どうして命は美しいのですか」という問いに対する答えを明言しているわけではない。実に巧妙に生きることの尊さを表現している歌詞だと思う。

また、メンバーの苦しみもがくような振り付けのダンスのからも、なぜか「美しさ」が放たれてる。相反する「苦しさ」と「美しさ」の同居が歌詞だけではなく、メンバーからも放たれることにより魅力がより一層増す。

最後になるが、私はこの曲で「死んだほうがまし」と思うのはやめようと思った。これからも強く生きていく気力を私に与えてくれたこの曲には感謝しかない。

#乃木坂46 #命は美しい

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