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現代の大学生のキャリアプラン

初めまして。

僕は都内に住む21卒の大学生ですが、漠然と「有名になりたい!」「経営者になりたい!」という思いがあります。

そして、そんな思いを抱えながら、就職活動をしてきました。

2020年2月に自分の行動に芽が出て、僕は志望していた『大手コンサルティングファーム』から内定をいただくことができ入社することを決めました。

が、就職活動を終えた今でも、

「経営者になりたいのに就職をしていいのか?」
「今の自分にとって一番いい選択は何か?」

と常に考え続けています。


そんな中、僕が参加させていただいている、

須藤憲司さん(通称スドケンさん)が運営する『グロースハックの舞台裏』

というオンラインサロン内で、サロンメンバーが自分の悩みを相談できる「酔いどれグロースハック」という企画があったので、スドケンさんの貴重なお時間をいただき相談させていただきました。


今回はそのレポートです。

就職活動を控えている大学生はもちろんですが、"人生とキャリアをデザインしていく"という視点では全ての人に当てはまり、何かヒントになる内容があると思うので、是非最後まで読んでください!


前置きが長くなりましたが、早速いってみましょう!

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①なぜスドケンさんはリクルートに入社したのか。

やっぱり、何といってもこの質問は絶対に聞きたかった。
というのも、就職活動を終えた今でも僕自身「本当にその企業を選んでよかったのか」という思いを持ち続けているからです。

この問いにスドケンさんは、こう放ちました。

何も考えていなかったです。正直、仕事内容は何でも良くて、それよりも面白い人と仕事をしたいと思っていました。

僕が思っていた答えとは180度違いました。

「リクルートに入社後、アメリカで起業をした経営者なんだから、入社当初から大きな夢があったに違いない!」と思い込んでいましたが、全く違いました。

でも、この時に確信しました。

「普段、僕が関わっている方とは全く違った価値観を持っていて、このチャンスは僕のキャリアの"何か"を変えるキッカケになるんだ」と。

スドケンさんは、こう続けます。

今は経営者をしていますが、最初は経営者になる欲もなく、単純に働く環境を意識していました。入社後も、任された流通戦略やプロモーションの仕事をこなしましたが、すごく楽しかったんです!

そして、

目の前の仕事を真剣にやっていて、自分から"異動"を希望したことは一度もないんだよね!!

この話から、僕は一つの解を導き出しました。

それは、「上司や同期、そして後輩を含めた『働く環境』こそがキャリアを考える上で一番重要であり、それこそが自分を最も成長させる要因なのか!」と。

今までは、全て自分中心の視点で「自分がやりたいこと」にフォーカスして企業を選んできましたが、僕は働く上で一番重要なことを見落としていたのかもしれません。


②起業までの道のり。

次にある疑問が湧きます。

スドケンさんは、目の前の仕事を全力で楽しみ、働く環境にも満足し、"史上最年少でリクルートの取締役になった"のに、なぜいきなり起業したのか?

この質問を投げかけると、スドケンさんは「それ聞いちゃいますよねぇ(笑)」と意味ありげに答えました。

実は僕、リクルートをやめようと思っていたんです。なんか偉くなりすぎるというか、自分が何のために働いているのかがわからなくなってきて...
そして、転職も考えましたが「働きたい!」と思える企業がなくて、起業することにしたんです...

つまり、スドケンさんは「消去法で起業をした」というのです。

日本には1億人以上の人がいるんだから「中には消去法で起業をする人もいるんだなぁ」と、自分でも何を思っているのかがわからなくなりました。


スドケンさんは続けます。

多くの人は計画を立てて行動することが"キャリア"だというけれど、本来キャリアは『轍(わだち)』のようなもので、自分が歩んできた仕事人生のことを"キャリア"と呼ぶんだ。

※轍(わだち):通った車が道に残した車輪の跡。

これは言い換えると、「目の前の環境に本気になって、任された仕事を全力で楽しむ!」という、先ほどスドケンさんが働く上で大切にしていると仰っていた軸に繋がる考え方だと思います。

これまでの僕の考え方は「自分で道を切り開く」ことがキャリアにおける正解だと思っていたので、キャリアに対するとても重要な考え方を改めて学ぶことができました。


③やりたいことの見つけ方。

そして、「経営者になりたいが、起業テーマが見つからない」僕に対して、スドケンさんは自らの経験談を元にキャリアをデザインする上で最も大切なことを教えてくれました。

経験だよ。特に、20代のうちは自分が信頼している周りの人が言ったことを信じて『自分が望んでない経験をする』ことが大切!その知識や経験がキャリアのヒントになるよ!

これは机上の空論ではなく、実際にキャリアを積んできたからこそ言える内容だと思います。

スドケンさんは起業するまで「自分のやりたいこと」を考えたことがなかったと仰っていましたが、起業する時には『自分の知識や経験があるからこそ、それらをヒントに起業した』と言います。


そして、その経験は「修羅場」のような厳しい経験の方がより人を成長させ、今後の人生に生きてくると言います。

新卒なんて、みんな実績はない。けれど、仕事は信頼してもらわなければいけない。最初はできもしないことを「こうかな?ああかな?」と根拠はないけど全力でやるしかないし、結果を出さなければいけない。
でも、本気で挑戦してやり遂げた経験があるからそこ、今に繋がってる。
もちろん、今でも日々悩みや大きな課題はあるけど、その苦しい経験が今の自信に繋がっている。
経営者になりたい「健太くん」だからいうけど、『経営者って、いつか矢面に立つ必要があって、その時に"矢面に立てますか?"ってことだと思う。』
つまり、無茶振りでも楽しめるかどうかが大切で、好き嫌いのフィルターがあるとそういう経験ができないと思う。
自分を一番に見てくれてる周りの人が「やれ!」って言ってくれたのならやってみる!そしたら世界が広がるよ!

この3段落は、来春から社会人生活をスタートする僕にはとても響きました。

そして、ここでもスドケンさんが「働く人や環境」を大切にしているんだなと改めて実感しました。

しつこいようですが、働く上で一番重要なのは"仕事内容"ではなく『一緒に働く人』であり、その環境が自分の世界観を広げてくれるということをスドケンさんは教えてくれました。


④自分の選択は正しいのか。

最後に僕はこんな質問を投げかけます。

「就活が終わった今も他の企業を調べていますが、正直自分が選んだ企業に就職するのがベストなのかわかりません。」と。

スドケンさんは、こう答えました。

正直、これからの人生ずっとそうだと思う。現時点での自分の知識の範囲内で選択することを『Decision(決定/決断する)』というんだけど、人生には『その自分が決めたことを正解にする力』が大切なんだと思う。
人生に正解はないから、常に悩むと思うけど、少しでも後悔しないように『毎日、帰りの電車でタイムマシーンに乗りな!』

これは、帰りの電車でその日を振り返り「何に後悔するか?」「もし朝に戻れるなら何をするか?」ということをタイムマシーンに喩えて話してくれました。

スドケンさんは、新卒時に毎日このタイムマシーンに乗り『1日の振り返り』を繰り返し、2年目くらいには「少しずつその後悔が減っていった」と言います。

常に振り返ることで「後悔しない行動」を無意識的に考えるようになり、最善の選択ができるようになっていくということです。

タイムマイシーンという言葉に落とし込めるスドケンさんの思考に魅了されつつも、その内容は言い得て妙であり、自分も今から実践しようと思いました。


⑤一番大切なこと。

そして、最後にスドケンさんは、

最後に良い話をするから、絶対に忘れないで!

と言いました。

さっきも言ったように、キャリアは轍で、経験が自分の考え方を作っていく。その中で一番重要なことは、『自分が全く知らないところで裸足でかけ出せるか?挑戦できるか?』ということ。
人は多くを経験し物事を理解すると「これは失敗するな」「恥をかくな」と思うようになり、特に成功すればするほど"知らないところ"に行くのが怖くなる。でも、その時に『自分が履いていた下駄を脱ぎ捨てて、裸足でかけ出せるかがキャリアには大切!ゼロリセット!!』

怖いけど、知っている道から逸脱して挑戦することが大切なんだ!!


.....皆さんはここまで読んで、自分のキャリア人生をどう捉えますか?

僕は幸いにも社会人になる前にスドケンさんに相談させていただき、自分のキャリアをデザインする上で3つの重要なこと学べました。

①仕事内容よりも、『働く人や環境』が大切!

②多くの『経験』を積み、自分のキャリア轍を作る!

③未知のことへ『挑戦』する!

これは、相談する前ではあまり意識できていなかったことです。

最初にも言いましたが、僕は「経営者になりたい!」という全て自分目線でキャリアを作ろうとしていました。

しかし、今回のスドケンさんのお話でもあったように、「そもそもキャリアとは後からついてくるもの」であり、「自分の置かれた環境を本気で楽しみ、多くの経験を積むこと」が大切だと気付くことができました。

そして、多くの経験をしても偏見を持たず「自分の好奇心のままに、知らない場所へ挑戦すること」が、自分のキャリアを創造する上で、また自分だけの素敵なキャリアを歩むために必要なことだと実感しました。


〜おわりに〜

最後の読者の皆さんに、投げかけをして終わりたいと思います。

あなたは「現在、働いている環境が大好きですか?」
あなたは「仕事人生を振り返って、素敵な轍は見えますか?」
あなたは「未知のことでも恐れず挑戦していますか?」

3つの問いに、堂々と「はいっ!」と答えられた方は、スドケンさんのように素敵で最高なキャリアを描けてると思います。

僕もあなたみたいになれるように、来春から本気で頑張りますので、どうか見守っててください。


最後になりますが、僕は今回の相談を通して、

自分が選んだ『環境(会社)』を本気で楽しむ!
そして、上司や同期を信じて人一倍『経験』を積む!
さらに、未知のことにも恐れずに『挑戦』する!

ことを、強く深く思いました。


10年後には日本中が知る「経営者」になってみせます。

自分の選択を、自分で「正解」にしてみせます。


追伸:今回、このような機会を設けてくださった運営スタッフの皆さん、酔いどれグロースハックの司会進行をしてくださったもーりーさん、僕の拙い相談に乗ってくださったスドケンさん、一緒にオンラインサロンを盛り上げて支えてくださっているサロンメンバーの皆さん、本当にありがとうございました!

そして、これからもよろしくお願いします!!


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是非、成長を見守ってください!

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