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大好きだったプリンにミルクブリュー

お盆に帰ってきた父を好物のエビフライでおととい偲んだ。
そういえばタナカくんが大好きだったプリンを食べてなかったよな…、と新宿二丁目の「オールシーズンズコーヒー」のクラシックプリンを食べる。

お供は何がいいかなぁ…、とメニューをみたら「ミルクブリュー」っていう飲み物が目に入る。
水出しならぬミルク出し冷たいコーヒー。
それをたのんでのんびり待ちます。
今でも四谷三丁目から地下鉄にのるとき、駅の入り口の向かい側にあるビルをながめる。そこに2階にここの支店があってそこが大好きだった。

近所で食事をしたら〆は2階に上がってアイスラテにプリン、あるいはチーズケーキを食べていたのを思い出し、いつも胸がキュンッてなる。
飲み屋は多い。一方、喫茶店が少ない町でセルフサービスじゃない気軽なお店はありがたかった。なつかしい。

どっしりとした硬めのプリン。小さなお皿にカラメルを溢れ出すほどたっぷり注ぎ、生クリームにチェリーが一個。スプーンを入れるとプチュンっと音を立ててひと口分がブルンとのっかる。

甘くて苦い。プリン自体も甘いのだけどカラメルソースがこれでもかってくらいに甘くて、しかも苦くてちょっと酸っぱい。
大人味だね…、ってニコニコしながら食べていた。

缶詰チェリーがボクが好きなのを知ってていつも残してくれた。
食べていい?って聞くと「with pleasure」って言ってくれたのがなつかしくって、今日はタナカくんのために残した。

カラメルソースをミルクブリューに注いでゴクリ。ちょっと酸っぱいミルクブリューに甘味と苦味が混じってこれも大人味。


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