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二丁目入門②若い子はビールを飲むのよ…、理由はネ!

今日は若い頃の自慢話を思いっきりする。

20代のボクは自分で言うのもなんだけど、うつくしかった!
まぁ、小さい頃からかわいらしくて、「シンちゃんって王子さまみたい」ってちやほやされて大きくなった。
10代後半から、かわいらしさに色気がくわわり、ただボクは男臭い男の人が好きだったから、自分のことが好きじゃなかった。

なんでこんなにキレイに生まれてきたんだろう…。

って自分のうつくしさを呪ったものでありました。
(本当にそのときはそうだったんだから、突っ込まないでネ…、お願いだから。)

ちなみに当時のボクのパスポートの写真がこれ。

そしてその10年後にはこんなふうに変貌します。

人とは自分のなりたいものになれるものです。ビックリです(笑)。

新宿には二丁目という町がある。
そこには夜な夜な、自分のように同性が好きな男性が集まってくる…、というのを噂で聞いて、行ってみようと思うもなかなか勇気が出ない。
試しに昼間、誰もいない町を歩いて、でもそれだけでもドキドキして帰ってしまった。
そんなこんなで2ヶ月近くは悩みましたか…。

意を決して、とあるお店のドアを開けたのが大学3年の夏の期末テストが終わった日の夜。
ゲイ雑誌で若い人が二丁目デビューをするならこの店…、という情報を得て、地図を片手にお店に入った。

若い子が好きなおじさまたちが集まる店です。
ドアを開けると、視線の圧を感じて一瞬、たじろぐほど。
そして沈黙。
「あら、いらっしゃい。ぼうや、はじめて?」とママが声をかけるまで、誰も声を出さずBGMだけが流れてた。

沈黙とはときに最大の賛辞でもある。

…、っておわかりかしら!
ボクのデビューは伝説級であったのですネ。

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