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季節はずれのぴょんぴょん舎、野菜のバフェ

ぴょんぴょん舎がランチバフェをはじめてる。

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毎年、紅葉がはじまる頃から桜が咲くあたりまで続けるバフェで、今年も例年通り先週スタートしたのできてみる。
メインディッシュをたのめば、サラダなどが食べ放題になるというランチは今や流行りのシステムで、やれば確実にお客様を集めることができはする。
ただ当然、原価は上がってしまうので集客の最終手段のひとつでもある。
それを今の時期にやるということ。秋から春にかけて客数が減る店だからなんでしょう。
理由はわかる。ぴょんぴょん舎といえば盛岡冷麺で有名な店。
冷麺といえば日本ではやはり夏の食べ物。盛岡冷麺の本場、岩手県では年中食べる日常食で、けれど場所が東京となると特にランチとして食べたい料理とはなかなかならない。いい工夫だなぁ…、って感心します。

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有楽町の駅からほど近い商業ビルの最上階。ガラス張りのビルで窓が大きく向こうに皇居の緑が見えるという、なかなか上等なロケーション。
ワンフロアまるごと1店舗というのも贅沢で、広いホールの真ん中に大きなカウンター。そこに料理が並んでる。

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サラダにナムル、キムチ、カクテキと冷たい料理の他にチヂミにチャプチェ、牛すじ肉と野菜の煮込みと温かい料理もあって、それだけでも十分お腹が満たせそうなボリューム、そしてバリエーション。

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それらをあれこれお皿に盛り付け、さて食べましょうというタイミングにて肉が到着。焼肉と盛岡冷麺がセットのランチにしたのです。肉はカルビとハラミでタレをまとって到着。焼いてそのまま味わえる。

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そうこうするうち冷麺到着。
韓国由来でありながら、盛岡という場所で韓国の冷麺とはまるで違った料理になった。
そば粉がメインの韓国の麺と違って麺は小麦粉製。
鍛えた生地を小さな穴の開いた容器に入れて押し出す。
そうすることでゴムのような歯ごたえになり、その歯ごたえが持続する。

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表面なめらか。
スベスベしていてすすり込むが心地よい。
スープは牛骨スープがメインで、軽いとろみがついていて甘くて旨い。
キムチや酢漬けの大根、きゅうりで辛味と酸味がつけられていて、後口スッキリ。バフェからカクテキをもらって加えて、カリコリとした歯ざわりと風味を足した。このカクテキがおいしくって持って帰りたくなっちゃうほど。

お供に雑穀米のご飯をもらって、ビビンパ作る。

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こういうときもバフェの料理の出番でまずはサンチュをちぎる。ご飯の上に散らしたところにナムルをあれこれ。ニンジン、モヤシ、きゅうりに昆布。どれもそれぞれ素材にあった味付けされてて、辛子味噌をたっぷりかける。

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箸とスプーンでぐるぐるかき混ぜ、上に下にと持ち上げおろし空気をたっぷり含ませるよう混ぜて仕上げる。最後に焼いたカルビとハラミをひと切れづつ。食感軽やか、ピリリとからうて野菜をたっぷり食べてると感じるゴチソウ。
それにしても冷麺のスープの力強くておいしいこと。冷たいくせして決して体を冷やさない。冬寒いとき、暖房であったかにした部屋で味わう盛岡冷麺。それが多分、一番おいしい冷麺なんだろう…、と思ったりした。また来よう。


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