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優雅な時間をホットチョコレートが温める

銀座でちょっと甘いもの。ひさしぶりに和光のティーサロンにやってくる。
昔、時計道楽だったことがあって和光で散財することがままあった。
買った時計をそのまま持って帰ることができないのが和光という店のスゴいところで、調整のために2、3週間お預かりします…、ってことになる。
お金は払った。その高揚感をおさめるためにティーサロンを重宝してた。
コロナの時期にあってもうやうやしいサービスは昔のままで、街場の喫茶室というよりもホテルが日常の隣にある贅沢な場所だった時代のラウンジのような優雅が今も普通にたのしめる。
昔のホテルに必ずあって、今のホテルが忘れてしまった贅沢がある。ありがたいなぁ…、ってしみじみ思う。

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ホットチョコレートをケーキのお供に。

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ケーキはレモンクリームをアクセントにしたチョコレートケーキを選んでたのしむ。ホットチョコレートを注ぐ右手には白手袋…、と思うと実はシリコン素材の手袋だった。これも今どき。なやましい。

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ホイップクリームの飾りの下にはレモンクリーム。ヘーゼルナッツの生地で生チョコを挟んで底にはビスキュイの生地。ザクザクしていてふっくらでもあり、ねっとりとろける食感がとてもにぎやか。苦味と酸味のバランスもほどよく心もとろける。

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ホットチョコレートのおいしいコト。苦味と酸味が口に広がり、甘みは控えめ。だから甘いケーキのお供に飲んでも口が疲れない。温度が下がると苦味が少々おだやかになり、酸味が代わりに強くなってく。フルーティーでなめらかな味もやさしくホッとする。

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ちなみにお店の人が膝の上に置く大きなサイズの紙ナプキンを、マスクカバー用にお使いくださいと持ってくる。袋やカバーをワザワザ用意しなくてもこれでいいんだ…、って勉強しました。オモシロイ。


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