限定70食ってスゴくない?
ひさしぶりに「まい泉」にくる。
開店15分ほど前に来ました。そしたらすでに20人ほどが待っていて開店待ちの行列につく。
しかもそれから続々、人が集まってきて開店のときには60人以上はいたんじゃないかなぁ…。6割近くがインバウンドさん、近所の人たちは10人くらい?すっかりここは観光地。
厨房前のカウンターにつき、通るオーダーを聞いてると銘柄豚や厚切りかつの注文が昼からどんどん入っていく。
インバウンドさんは昼夜構わずおいしいものを食べようとする。バブルな感じ。それもよし。
ボクはまい泉定食を選びます。
限定70食って平日限定の商品。
限定数ではあるけれど、その数、70ということにちょっと驚く。
とんかつ専門店で一番多い規模といえば30席から40席。ランチタイムで70人もこないお店がほとんどなのに、70食が売り切れる。大箱レストランだということもあるけれど、どれだけお客さまが毎日やってきてるんだろう…、って感心しちゃう。
カニときゅうりのサラダを追加してひと揃え。
小さなサイズのロースカツ。4切れに切り千切りキャベツを枕にお皿に盛り付ける。
それからこれまた小さな鮭の塩焼き。
この鮭がちょっとしょっぱく、昔、お弁当に入っていたような味でご飯がもりもりすすむ。
小鉢はマグロの湯引きをニンニクダレであえたもの。
豚バラ肉に豆腐、タマネギ、ニンジン、ブロッコリをすき焼き味に炊いたもの。日本料理の煮物にブロッコリが入っているっていうのがなんだかモダンでたのしい。ざっくり壊れてパラっと散らかる感じがたしかに独特で好き。
そしてメインのロースカツ。
几帳面な長方形の形をしている。
ロースの筋をきれいに抜いて、叩いて繊維を壊したものにパン粉をまとわせ形を四角に整える。
だからやわらか。箸で切れるとんかつ…、って一時期仕切りに言っていたほどたしかにお箸で切れるほど。
肉の旨みや食感をたのしむというよりも、揚がったパン粉のサクサク感とソースがなじむ感じをたのしむ、そういうカツで限りなくメンチカツよりのトンカツと思えばたのしい。ご飯のおかずにちょうどよい。
甘くてぽってりとしたソースはさすがにおいしいけれど、食べ続けると舌が重たくなってちょっと飽きちゃう。
辛口ソースっていうのが用意されてて、それはウスターソースなんだけど千切りキャベツにはそれをかけ、舌の調子を整えながらパクリパクリと食べていく。
千切りキャベツはほんの少々、でもおかわり自由というのがいい工夫。
カニときゅうりのサラダが大好き。
薄切りにしたきゅうりがパリパリ奥歯で壊れカニとマヨネーズが混じってそこにからんで消える。これを挟んだサンドイッチもおいしいんだよなぁ…、って思いながら今日はご飯のおかずにします。
昔、食事の前に大根おろしにポン酢、糸がきという前菜代わりが出てきてた。消化を助けるようにという心配りだったのだけど、今日は大根おろしの温かいスープにかわってた。
出汁はおいしい…、けれど大根おろしが超少量でしかも器に貼り付き残ってしまう。消化不良になっちゃいそうで前の方が良かったなぁって思ったりする。しょうがない。
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