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シェントウジャンに胡椒餅、イチゴのパイで朝の〆

朝の散歩の途中にお茶。
「四ツ谷一餅堂」に寄る。看板に「台湾式茶房」とあるように台湾のお茶とお茶のお供の軽食を提供しているお店。
最近、東京では台湾系のカフェが次々できている。
メニューのタイプが2種類あって、ひとつは豆腐とタピオカ、もう一種類はシェントウジャンと餅類の組合わせ。

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特に最近は後者のお店が増えていて、人気のお店も結構でてきた。
このお店も開業して一年足らずでメディアなんかにも頻繁に取り上げられるようになって、今日もとてもにぎやか。にこやかな女性が次々やってきて、お茶にお菓子をたのしんでいる。

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台湾カフェは女性経営者が多いのだけど、ここはおじさん経営者。台湾好きがこうじて脱サラ。最初はちょっとドタバタしてたけど、客あしらいも堂に入って笑顔も明るくいい感じ。

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ちなみにこの店。大通りから入った路地の奥にある。向かい側にはたい焼きの有名店、わかばがあってそこも人気で人がいつも並んでる。甘い香りが道路の両側から漂っていて、甘味通りっていう感じ。

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胡椒餅を食べたかった。
台湾の屋台料理の代表的なひとつでここではインドのナンを焼く釜を使って焼いてる。バリッと焼き上がる食感道徳で前回来たときにいいなと思った。シェントウジャンと一緒にたのんだら、ちょっと前に胡椒餅を貼り付けたところ。15分ほど待ってくれれば焼き立てをお持ちできますというのでイチゴ餡のパイとシェントウジャンを食べてのんびり待つことにした。

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ここのシェントウジャンはバランスがいい。
豆乳の豆の香りはほどほどだけど、お酢の旨味と刻んだザーサイの量と食感。
干しエビ、ネギもよきアクセント。

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刻んだ揚げパン、ラー油はどちらもしっかりとした味わいでぽってりとしたなめらかな喉越しもよくオキニイリ。

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花の蕾のような形のイチゴ餡のパイ。
脂をたっぷり吸い込んだ生地はカサッと口の中でほどけてちらかり、口の水分を奪って一瞬、口が乾いてびっくりする。それがゆっくりイチゴの香りの餡と混じってとろける。
このイチゴの餡がなんともおいしい。やさしい甘みにイチゴの酸味。優雅な香りに口から上が包み込まれるようなおいしさ。うっとりします。

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イチゴ餡のパイを半分ほど食べたところで、お待たせしましたと胡椒餅。
手を近づけるだけで熱さを感じるほどに熱々。餅と言ってもざっくりとした潰したパンのような生地。ゴマがびっしり張り付いていて、お手玉するように熱さを我慢しながらパカッと半分に割る。八角、五香粉のエキゾチックな香りがふわりと漂ってきて、それをおいかけ醤油の香りやネギの匂いがやってくる。

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粗切りの豚肉。脂と肉汁が混じり合ってほとばしり出て唇濡らす。コラーゲンのせいでしょう…、唇同士が貼り付くほどでたっぷり使った胡椒の香りと辛味が後口引きしめる。
おいしいなぁ…、台湾の馴染みの店のをまた食べたいなぁって思ったりもする。オキニイリ。


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