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2月9日は肉の日じゃないんだそうだ…。

2月9日。今日は肉の日…、ということにする。
肉屋さんとか焼肉屋さんは、毎月29日を肉の日と呼び、プロモーションを定期的にする。
通常の年は年に11回。
2月は28日しかない小さな月で、ところが今年はうるう年だから4年に一度の肉の日が12回ある年となる。
なんだか特別。
ただ年に一度の2月9日こそが由緒正しい肉の日なんじゃないかと思うも、正式には今日は肉の日じゃないのですネ。代わりに河豚(ふく)の日、あるいは服の日。フクと読むのにニクと読まない。不思議なり。
とは言え、肉を食べる気満々。

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日曜日でのんびり時間が過ごせるから、いきなり食べなきゃならないことはまるでなく、ロイヤルホストにやってきてみる。西新宿のビルの一階。ドリンクバーの充実した店。最初にお冷と紙おしぼりがやってくるんだけどテーブルの反対側に人が居るわけじゃないのに遠く向こうにそれらが置かれるコトに、あぁ、ファミレスだって思ったりする。

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ステーキをたのんでオニオングラタンスープセットを合わす。ご飯にドリンクバーがついてプラス690円。
熱々の蓋付きの器に入ってやってくるオニオングラタンスープは熱々。スープを吸い込みぽってりとした焼いたバゲットはトロトロで、そこにチーズがトロトロからむ。甘くて濃厚。焦げた香りも食欲くすぐるりお腹をじんわりあっためる。

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生ハムサラダを追加しました。肉を食べる前にはまず野菜!ドレッシングは使わずにとお願いをして、野菜の持ち味、チーズの風味、生ハムの塩の味わい、脂のコクで味が自然と整っていく。

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テーブルの上に置かれたナイフが肉を切るのにふさわしいどっしりとしたモノで肉に格闘する心構えがしっかりできる。

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肉の到着。
アンガスビーフのサーロイン、ワンポンド分のステーキです。
熱々に焼いた陶器のお皿の上に肉。
ワンポンドと言えば450gほど。
大きさや重さが必要だったわけじゃなく、厚さが欲しかったのであります。
分厚い肉をじっくり時間をかけて焼く。

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焼き加減を聞くなんていう無粋なことはせず、ミディアムレアの状態に仕上げてしっかり肉汁を中に閉じ込めたもの。ナイフをあててちょっと力をくわえるとザクッと切れて断面のきれいなロゼ色をあらわにする。
一口パクリ。奥歯で潰れてジュワッと肉汁が噴き出してくる。強い旨味と赤肉独特の酸味がまじって、焦げた香りが鼻から抜ける。肉を食べてるって実感の湧く顎のご馳走。

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ソースが2種類。ひとつはちょっと甘めの出汁醤油。肉の香りや旨味をほどよく引き立てて、その持ち味をおいしく整えてくれるタレ。もう一種類はガーリッククリームで、オニオン系のどっしりとした旨味ににんにくのコクが混じってガツンと舌を直撃する。
肉の上にはガーリックバターがたっぷりのっかり、刻んだあさつきが風味を添える。USビーフに足りぬコクがバターで整いなんとも旨い。

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ただ食べ続けると肉の脂がどんどん分厚くなってくる。焼ききれた脂はおいしい、甘みも強い。だから少量ならば肉と一緒に食べられるんだけど、流石に大きくなっちゃうとお腹を重たくしてしまう。だから脂をきれいに削って肉だけ食べる。脂は残してごちそうさま…、としました。お腹は満ちました。

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