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ナポリタンをナポリタンたらしめているものはなに?

ナポリタンスパゲティ。

日本生まれの日本のスパゲティ。
イタリアによく似たスパゲティはあるの?って聞くと、多くのシェフが挙げるのが「アマトリチャーナ」

アマトリチャーナ(イタリア語:amatriciana)
イタリア料理に使われるパスタソース、あるいはそれを用いたパスタ料理の一種。
グアンチャーレ(豚頬肉の塩漬け)、ペコリーノロマーノ(羊乳のチーズ)、トマトを用いる。

日本で簡単に手に入る食材で作れば、ベーコンチーズのトマトソースのスパゲティになりましょうか…。
見た目はたしかにナポリタン的ではあるけれど食べるとまるで違って感じる。
違って感じる理由はひとつ。
「あれ」が入っていないから。
ナポリタンに限らず、それが入っているというのが西洋料理と洋食の違いを作っていたりする。
さてそれはなに?

それは「ピーマン」でございます。

ピーマン。
小さい頃にはあまり好きじゃなかった野菜。
ばあやのタマコさんは心がけていてナポリタンを作るとき、玉ねぎとハム、あるいはウィンナ、それに細かく刻んだパセリでいつも作ってくれてた。
パセリも香りの強い野菜だけどピーマンの青臭さよりはまし。
それも今では好んで食べる野菜のひとつになりました。
今日はピーマンのお話。
苦くておいしいお話です。


アメリカでピーマン、アメリカのオムレツ

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