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中華料理はみんなで食べるのがやっぱりおいしい。

朝からの雨が昼に近づくにつれ激しくなった。
しかも風が強くて雨、よこなぐり。なにもなければ家に引き込んでしまいそうな今日に、ありがたいことに友人と約束がある。
それで四谷にやってくる。
駅で合流、ちょっと野暮用。それからランチ。「嘉賓」に来ました。ひさしぶり。

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大好きだったお店で二人でよく来てた。ランチに一人用の気軽なセットがあるけれど、食べたいものは一人じゃ多い。今日は三人。心置きなく好きな料理を堪能します。
メインはおこげを選んでたのんだ。

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ちょっと甘めのぽってりとしたあんかけで、具材は多彩。エビに豚肉、飾り切りしたイカに青菜、にんじん、ブロッコリ。昔はここにパパイヤが加わっていたことがあって、でも「ボク、嫌いだな」ってタナカくんは嫌がっていた。そしたらいつのまにかなくなって代わりにたけのこ、フクロタケ。熱々のおこげにあんをかけた瞬間にジュジューっと湿った音がするのがオゴチソウ。

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ここで一番好きだったのが「中エビの揚げ焼き」。
大海老でなく、小エビでもなく中エビっていうのがなんだか得した感じがするよね…、ってよく言っていた。
加水をしないむっちりとした健康的なエビで衣をつけて一旦油通しをしたものを、鍋で炒めて仕上げる料理。
塩がバッチリきいていて余分な油が焼かれて吹き飛びさっぱりしてる。
エビの香りや甘みを心置きなく味わえるのがなによりおいしい。サクサク壊れる衣も軽くて、いくらだって食べられた。

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ほどよき厚さに切った牛肉にスープとタレをグイグイ揉み込み油通しして青菜と炒めた料理はシャキシャキ、歯ざわり心地よい。肉はやわらか、みずみずしくて油がすっきりしているところに感心す。

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ここの名物料理がかき油の和えそば。この料理をはじめて食べたときには度肝抜かれたオリジナル。
何しろ具材はほとんど入っていない。極細の麺と刻んだネギ少量。あとは調味料の牡蠣油だけというシンプルさ。
蒸したばかりの麺をそれらで和えただけ。なのにおいしい。なにがおいしいといって麺の歯ざわり、歯ごたえ、食感。バッサリ歯切れて口いっぱいに散らかるのだけど、ザクザクとした食感がずっと持続するのです。牡蠣の香りに麺の表面のもったりとしたでんぷん質。一度食べると忘れることができない一品。今日も堪能。

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お粥と一緒に食べると和えそばの食感、風味が一層引き立つ。ぽってりとしたポタージュみたいな風合いにプリンっとエビが食感添える。中華料理は何人かで分け合い食べるのがやっぱりおいしい。ありがたい。


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