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鰻ととろろにしかもオクラと、滋養まみれで元気出す(笑)

買い物をしに伊勢丹に行く。
ついでに食堂街でお昼ごはん。なんか鰻を食べたいなぁ…、と宮川本廛に選んで入る。

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最近、変わった料理を食べることが面倒くさくて、気づけばそばや天ぷら、鰻、ステーキと古典的で食べ慣れたものをよく食べる。
歳をとったということかしら…(笑)。まぁ、しょうがない。

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週末の新宿はびっくりするような人出。特に伊勢丹のデパ地下はすごい人。
Il y a foule ce soir à Versailles.
マリーアントワネットがデュバリー夫人に話しかけた言葉をもじって「イリ・ヤ・フル・ス・ソワール・ア・伊勢丹」。今日の伊勢丹はたいへんな人ですこと…、と言ってみる(笑)。
地下に比べて食堂街は少々静か。
外食よりもデパ地下で買った食材でおうちご飯というのが今のみんなの気持ちなのかもしれない。しょうがない。

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ここではいつも中入丼を食べていた。
ご飯の間から鰻の蒲焼きが顔を覗かす贅沢感が大好きで、けれど今日はいつもと違った料理をと、マグロやまかけ鰻丼にする。

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どっしりとした丼の中にタレをまぶしたご飯をたっぷり。
真ん中にとろろをぽってり。
上にマグロの赤身をちらし周りに鰻の蒲焼きを置く。
マグロの色が鮮やかで、滋養にあふれる見た目がゴチソウ。
山椒と煮た鰻の肝と肝吸い、漬物でひと揃え。

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鰻の肝はほろにがくプチュンと歯切れて山椒の痺れが舌をピクンとつまむよう。
ここの肝吸いは具材が豊富。しめじに湯葉、生麩に三つ葉と食感、味わい異なる具材がにぎやかでしっかりとした出汁の風味や旨味もゴチソウ。

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蒲焼きのタレがプラスティックの容器に入ってやってくる。サラサラとして甘み控えめ、醤油の風味と焦げた香りがおいしいタレ。それを山かけの上にとくとくかけ回し、グルンとかき混ぜザブザブ食べる。

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ムッチリとした鰻の蒲焼きにもったりとした山芋とろろがからんでとろける。
山の滋養に鰻の栄養。不思議なことにとろろと鰻の脂がなんとも相性がよくご飯もすべすべ、口の中を転がるような心地よさ。食べすすめるとオクラがどこからともなく転がりだしてとろけにとろけが重なっていく。

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シャキシャキコツコツ、漬物が口をリセットしてくれるのもありがたいかな、オキニイリ。


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