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甘エビよりも穴子がよかった…、お決まりの寿司

昼、寿司をつまもうと、新宿三丁目の「鮨丸」にくる。

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ボクの育った松山にすし丸っていう寿司屋さんがあって、家族でよく食べに行ってた。冬には蒸し寿司があってそれが大好きで、3年ほど前までこの鮨丸にもランチメニューで用意されてた。
それが一層なつかしく、よく使ってた。けどいつしか蒸し寿司がメニューになくなりそれでしばらくご無沙汰だった。ひさしぶり。

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店の入り口脇には対ウィルスの取り組みをわかりやすく貼り出している。「手」で「生」のものを扱う寿司屋という業態は、衛生基準がもともとしっかりしているところが多く、カウンターという逃げ場のないところで作られるものは尚更のこと。それでもこうして安心を何かに担保しなくちゃいけない、今という時の飲食店は本当に大変。

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カウンターに座ってランチのお決まりもらう。ちょっと上等なにぎりでトロが二貫にカンパチ一貫。甘エビ、ホタテにウニ、イクラ。マグロの赤身ときゅうりの裏巻き、あおさを混ぜた卵焼きがつき、エビの味噌汁でひと揃え。
巻物が裏巻きである…、ってところにインバウンドに向けての工夫を感じる一品。お店はしんみり静かでした。
ネタは大振り、厚さも十分。シャリはキリッと酸味強めでよき状態。ネタ自体の鮮度もよくて歯切れ、歯ごたえ、食べ心地ともに極めて良好。いいお寿司。汁も熱々、しっかりしてた。
それにしてもなんで甘エビってこんなに上等な顔しているの…、ってしみじみ思う。これより安いにぎりセットは茹で海老でそちらの方が本当はよかった。後からやってきたおじさんが同じセットを注文し、甘エビは苦手だからって別のものに変えてと注文。そしたらなんと穴子に代わっておりました。好みは分かってもらうもの…、って再認識をいたします。


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