今年もいちごフラッペの季節が来たよ!
食後に季節の甘いもの。銀座ウエストにやってくる。
夏限定の「イチゴのフラッペ」が今日の目的。
いつものようにうつくしく整えられた椅子やテーブル。優雅な仕草とともにおしぼり、お冷のグラス。グラスの上には箔押しの天使が踊る。
目当てのイチゴのフラッペとお供にハーブティーを選んでたのむ。
今日の音楽はめずらしくどっしり濃厚なラフマニノフの交響曲第3番。第2楽章がはじまるタイミングにて料理が揃う。
クープグラスに凍らせたイチゴを削ったかき氷。
生クリームにスティック状のルビーチョコ。ホワイトチョコのシリアルに凍ったフランボワーズにブルーベリーと器の中はなんともニギヤカ。
水や氷を一切使っていないから香りも味もイチゴそのまま。甘酸っぱさに切なくなっちゃう。食べ方次第でイチゴをまるごと齧ったように感じたりいちごミルクを飲んでみたいな気持ちになったりするのがたのしい。チョコやクリームの甘みやコクがよきアクセント。
最初はシャリシャリ、儚い食感、溶け心地。
食べてるうちに氷がゆっくり溶けはじめ、器の中のすべてと混じってアイスクリームのようになっていくのもステキ。
ハーブティーはふたりの思い出。
はじめて遭遇したのは麻布十番のクチーナヒラタって言うイタリアンレストラン。ミントやレモングラスを入れたガラスのポットを見るなり「草茶だね」ってタナカくんが言って笑った。
ところがあっという間にテーブルの上がさわやかな香りで満たされるのにたちまちウットリ。やさしい酸味とほのかな甘み。そしてうま味が口に広がり、胸の入り口がくすぐられるような心地よさ。口だけじゃなく気持ちまでもが洗われるようなその味わいに、すっかり虜になっちゃった。
今日もスッキリ、後口さわやか。差し湯をもらってもうちょっとだけのんびりします。オキニイリ。
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